カトリック雪ノ下教会と鎌倉国宝館にブロンプトンをつれて
先日、鎌倉の国宝館へゆきました。私のお寺のご本尊が、収蔵庫改修のため一時的に国宝館内に展示されているからです。年3回しかご開帳されないご本尊は、お寺に出入りしている私でもじっくり眺めることができないのです。ご本尊は衣を着ている木像で、そのために肩の部分が木製の鎖になっており、それが弘法大師と鎖でがっちりと結びつくという信仰になっているとききました。ああ、たしかに大師信仰は四国のお遍路さんを持ち出すま...
View Article旧東海道の旅―ぷらっとこだまにブロンプトンをつれて(その1)
旧東海道の旅もはや伊勢の国の半ばまで参りました。東京や横浜に住んでいて、尺取虫(前回終了した場所から次回はスタートする)方式で旧道の旅をする場合、東海道本線下りの一番列車に乗れたとしても、日帰りは掛川宿から磐田宿あたりまで、つまりは天竜川の東岸が限界ということは、すでに書きました。そこから西は、新幹線を利用する以上どうしても宿泊して2日なり3日を通しで西進した方が、旅費と旅程のバランスが良くなります...
View Article旧東海道点描(浜松宿~舞阪宿 その2)
かつて浜松にあった健康ランド、バーデンバーデン。ご存じドイツの有名な保養地名です。もともと「バーデン イン バーデン」つまり風呂(温泉)に入るが短縮されて、「入浴風呂」みたいな地名になったと聞いています。日本で同じ言葉を二つ重ねる地名は聞いたことありませんが、漢字でなら志布志とか、間々田とかがあります。...
View Article旧東海道の旅―ぷらっとこだまにブロンプトンをつれて(その3)
旧東海道の旅に「ぷらっとこだま」を利用するとして、往路途中に商品を受け取り、復路にグリーン車に乗るということをやってみたいとおもいます。受け取るのに一番都合が良いのは東海道新幹線ならびに東海道本線から関西本線に乗り換える名古屋駅です。名古屋駅なら、駅構内にJR東海ツアーズの支店が2つあります。ひとつは広小路口支店。この支店、平日は7:30から、土日祝日でも8:00から営業しています。ところが、関西本...
View Article高尾山薬王院にブロンプトンをつれて(その2)
(その1)からの続き大垂水峠に向かうつもりが、間違えて小仏行きのバスに乗ってしまった私。おかげで、谷間に咲く樹木と雪のコラボレーションを見せていただきました。嬉しい誤算とはまさにこのことです。早めの昼食であるおそばを食べながら、どうしてバスを乗り間違えてしまったのだろうと考えるのですが、高尾駅北口で相模湖駅行きのバス停が簡単には見つからなかったことが、原因であるとしか考えられません。そこで、食後に高...
View Article楽しさと自信は恐怖心に勝る
もうすぐ終わってしまいますが、スキーシーズンですからたまには教えているときのことを書きたいと思います。毎度、スキーを教えているときに感じるのは、技術を身につけてもらうこともさることながら、これは恐怖心をやわらげ、克服するお手伝いをしているのではないか、という思いです。スキーにしても、スノボにしても、やったことのない人にはわからないでしょうが、あの雪の斜面、下から見上げているときは全く気付かないのに、...
View Article高尾山薬王院にブロンプトンをつれて(その3)
ブロンプトンを高尾山口駅の駐輪場に停め、清滝駅から敢えて寒中のリフトに乗り、高尾山薬王院を目指します。ケーブルカーではなくリフトを選んだのは、単独行だしケーブルカーは混雑しているようだったからです。ちなみに、ケーブルカーの方は日本一の急勾配区間が山頂側の高尾山駅手前にあり、その区間は608‰(パーミル=水平距離1,000mあたりの高低差。つまり、1,000m進むうち608m登るということ)斜度に直す...
View Article東海道新幹線N700系グリーン車にブロンプトンをつれて(その2)
今まで、東京近郊を走る普通電車のグリーン車についてはレポートしましたが、新幹線も含めて特急列車のグリーン車については初めてです。まず、普通車との違いは3×2の5列ではなく、2×2の4列であること。そしてN700系普通車は最も少ない1号車と11号車で13列、最も多いのが2,4,6,12,14の20列だというのは、名古屋乗り継ぎの際にご案内した通りです。(https://blogs.yahoo.co.j...
View Article旧東海道へブロンプトンをつれて 45.庄野宿から46.亀山宿へ(その1)
庄野宿を出てすぐの国道1号線(25号線併用区間)汲河原町交差点(34.878747, 136.520541)から旧東海道を西へ向かいます。この交差点は立体交差になっていて、上をゆく県道で南方向へ鈴鹿川を渡ると、すぐに鈴鹿市内の商業地域中心に出ます。その向こうが本多技研工業の鈴鹿製作所、さらにその向こうが鈴鹿サーキットです(34.846121,...
View Article平成最後のスキー行で考えたこと
高尾山でリフトに乗ったら、シーズン終了までにどうしても雪国に行きたくなってしまい、スキーの動画を撮影に行って参りました。また自転車同様試行錯誤ではありましたが、できあがったらYoutubeでご紹介できると思います。思えば自分にとってはこれが平成最後のスキー行になるわけです。平成が始まったころ、社会人になってスキーが出来なくなり、その間にスキー場を取り巻く環境もずいぶん変わったと思うと、感慨深いものが...
View Article青春18きっぷで尾道までブロンプトンをつれて(その1)
以前、青春18きっぷで京都までブロンプトンをつれてゆく旅をご案内しました。朝一番列車に乗って横浜を発つという旅程です。その時は京都に13時過ぎに到着しました。そのとき、ふと思ったのです。このまま京都で降りずに西へ向かったら、どこまで行けるのだろうと。時刻表で調べればわかることですが、遅延や運休が無い限り、その日のうちに鈍行で行けるのは、山口県小野田市の厚狭(あさ)までです。どこそれ?といわれそうな駅...
View Article青春18きっぷで尾道までブロンプトンをつれて(その3)
(琵琶湖の水の出口、瀬田川にかかる鉄橋を渡る)(前回からの続き)〇米原12:20⑥→姫路14:47⑧ 東海道本(琵琶湖)線新快速姫路行き 3263M 乗車時間2:27姫路乗換時間0:16/12両編成...
View Article旧東海道点描 舞阪宿~新居宿
東海道本線の舞阪駅です。舞阪宿よりもおよそ2km東にありますが、歩いている時もブロンプトンで走っている時も、ここが終点、始点となることがありました。きっと手前の浜松宿と舞阪宿の距離が10㎞を越えて比較的長いのと、次の新居宿の間に今切れの渡しがあって、一区切りつくことが関係している気がしますどちらも豊橋市内に宿所を設け、そこから東海道線の各駅停車で往き来しました。その舞阪駅から旧東海道に出たところにあ...
View Article瀬戸内の蒸気霧
鈍行の旅で尾道に着いた翌日、朝一番の下り山陽本線に乗車しました。目指すは竹原。朝早く街並み保存地区をブロンプトンで散歩してみようということになりました。竹原駅から保存地区までは片道1kmあり、ブロンプトンがあれば手早く往復できます。尾道に宿泊していて、西隣の糸崎駅まで走れば、呉線直通の一番電車に始発から乗車できるのですが、たったひと駅の間が9.1kmもあり、5時05分発の呉線始発に乗車しようと思った...
View Article竹原の朝にブロンプトンをつれて
尾道を朝一番の下り列車に乗って、やって参りました竹原駅。なぜここへ来たかというと、観光地化されてしまった尾道に比べて、まだ交通の便が良くない分、昔の尾道のような雰囲気を残している竹原の方に、郷愁を求めたからです。竹原はもとは荘園で、昭和の中ごろまでは塩の産地でした。いまJR竹原駅の南西に広がっている田圃は、もとは塩田だったそうです。地図で見ると近そうに見えるこの2つの街の距離は、近いように思えますが...
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