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旧東海道の旅―ぷらっとこだまにブロンプトンをつれて(その3)

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旧東海道の旅に「ぷらっとこだま」を利用するとして、往路途中に商品を受け取り、復路にグリーン車に乗るということをやってみたいとおもいます。
受け取るのに一番都合が良いのは東海道新幹線ならびに東海道本線から関西本線に乗り換える名古屋駅です。
名古屋駅なら、駅構内にJR東海ツアーズの支店が2つあります。
ひとつは広小路口支店。
この支店、平日は730から、土日祝日でも800から営業しています。
ところが、関西本線の亀山行きは1時間に1本しかないため、平日は早くに受け取っても乗り継ぎ列車がありません。
(平日の名古屋発亀山行きは、727発のあとは826発までありません)
週末であれば東京616発ののぞみ3号に乗車し、名古屋で751に下車、途中下車してそのまま支店の入口に並び、予め電話予約していた「ぷらっとこだま」を受け取り、818発の関西本線亀山行きに乗車すれば、庄野宿近くの加佐登駅には924、亀山駅には935に到着します。
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もうひとつ、中央コーンコースに店を構えるJR東海ツアーズの名古屋支店は、900からになります。
そこで、いっそこのこと往路は時間を捨てて節約旅行に徹し、青春18きっぷを利用して名古屋まで行き、そこで「ぷらっとこだま」を受け取り、亀山で2泊する間に旧東海道の尺取虫方式旅をして、復路は3日目の夕方にこだま号のグリーン車に乗るというプランにしました。
こうすれば、往きと帰りの落差が良い意味で開いて、冒頭に書いた復路は混雑した新幹線で窮屈な思いをして帰宅することも防げると考えたからです。
そして、帰りがけに名古屋駅でのぞみ号の指定席特急券を購入するよりも、1,790円(名古屋~新横浜間なら1,350円:ともに通常期の比較)安くあげて、しかも同じN700系のグリーン車に乗って帰れるのです。
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ということで、いつもの通り新川崎443発の横須賀線に乗車し、横浜、熱海、沼津、豊橋と鈍行列車を乗り継いで、名古屋駅に1045に到着しました。
この時間であれば、名古屋駅構内にあるJR東海ツアーズの支店はどちらでも開いています。
そして、なるべくならカウンターが広くて改札口から近い、名古屋支店の方へ向かいます。
これは混雑による待ち時間を防ぐためです。
今どきの旅行会社の大支店窓口は、旅行相談と切符の販売カウンターを分けています。
それでも、お昼時や夕方は銀行や携帯電話会社のカウンターみたいに、番号札を受け取ってひたすら待たされるということがあります。
私みたいなマニアは、申込書を書く机に備え付けられている時刻表でも眺めていればどうってことないのですが、普通の人は、用事はすみやかに済ませたいですよね。
なお、もと働いていた感覚でいうと、旅行会社の窓口で旅行相談するのはお勧めできません。
団体旅行しか参加しない人でも、じっくり旅行相談したいなら旅先で添乗員さんやバスガイドさん、ホテルのコンシェルジュに相談した方がよほど有益です。
地域は限定されるかもしれませんが、カウンターの職員より経験も情報量も上ですから。
もちろん、カウンターの職員も旅行はたくさんしていますが、日本全国や全世界をカバーしているわけではありません。
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さて、中央口(新幹線であれば新幹線南口)から出たら、JR東海ツアーズの名古屋支店はコーンコースの向かい側、斜め前です。
躊躇なく入って番号札を受け取りますと、カウンターには誰もいなかったので3分以内に呼ばれました。
ここで明後日のこだま666号(!私なんかの年代だとエクソシストを思いだします)名古屋1559発新横浜1828着の、「ぷらっとこだまエコノミープラン、グリーン車指定席用」を申し込みます。
前日までに電話で申し込んでおいても良かったのですが、今回は乗り継ぎの合間に申し込みから支払い、受け取りまで完了するか実験したかったので、あえてカウンターにて申し込みました。
係員は通路側と窓際どちらの席を希望か聞いてきたので、窓際をお願いしました。
グリーン車なら通路が広いので、ブロンプトンを通路側席の脇に寄せておくことも可能でしょうが、あえて窓際にして足元に置けるかも実験してみたかったのです。
なお、名古屋1559発としたのは、最終日も旧東海道の旅をできるだけ西へ進めてから、名古屋へ取って返したかったのと、復路の新幹線でも車窓が見える明るいうちに名古屋を発ちたかったからです。
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カウンターの職員は、旅行会社独自の端末を叩いて乗車表と旅程表を出力し、5分程度で戻ってきました。
問題なく申し込んだこだま号の窓際D席が取れました。
ここでどうせ窓際ならA席を指定しておくのだったと後悔します。
というのも、ブロンプトンをつれて東海道新幹線に乗る場合、普通車なら2列シートで山側のE席を毎回指定買いしてきたからです。
よくよく考えてみると、グリーン車は4列シートだから、窓際ならA席もD席も条件は同じで、それなら滅多に見ることのない海側の窓際であるA席をお願いすれば良かったのです。
こんなところにも、ふだんグリーン車に乗りなれない自分が出てしまいました。
なぜそこまで窓際にこだわるのか訝しがる方もおられるかもしれませんが、バスだろうが飛行機だろうが、旅好きにとって窓際は発見の宝庫であるがゆえに外せないのです。
その人が旅好きかどうかは、一緒に旅行して車中の行動を観察していればだいたいわかります。
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代金を支払って日時などの確認をし、説明を受けながら書類を受け取ります。
ここまでお店に入ってから10分程度でした。
ふたたび青春18きっぷで中央口改札から入り、関西本線の1105発快速亀山行きが出る13番線へ向かいます。
1045に名古屋に到着し、「ぷらっとこだま」の申し込みから支払い、受け取りまでを済ませ、そのあとトイレに立ち寄っても余裕で間に合いました。
乗りこんだ電車は快速とはいえ、2両編成。
旧道から列車を眺めて知ってはいましたが、いざ乗車するとやはりショックです。
座席は全部が埋まる程度で立っている人は数人でしたが、次の桑名とその次の四日市で半分以上の乗客が下車してしまいました。
朝が早かったため、かなり眠かったのですが、名古屋から四日市までの区間は近鉄名古屋線を利用することが多く、昼間に関西本線の車窓から旧東海道を眺めるのは初めてだったため、やはり車窓からは目が離せないのでした。
そして、亀山にはおよそ1時間後の1209に到着しました。
 
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この日は亀山に宿泊する予定で、旧東海道は2つ西の坂下宿から鈴鹿峠を越えてからホテルへ戻るつもりだったので、いちど改札を出て着替えなどの入ったバッグをコインロッカーに入れました。
そのまま1214発の関西本線加茂行きのディーゼルカーに飛び乗り、次の関駅(1220着)で下車します。
亀山駅では跨線橋の上り下りを2度もして、へとへとになってしまいました。
今度の列車は1両編成。
レールバスそのままです。
そして、一日に4往復しかない亀山市コミュニティーバス西部ルート6便(関駅前1232発)に乗って伊勢坂下に1255に到着し、そこから写真を撮影しながら鈴鹿峠をブロンプトンを抱えて越え、土山宿を抜けて水口宿に夕方到着、そこで夕食を食べて貴生川駅までブロンプトンで走り、そこから草津線で柘植へ出て、関西本線に乗って亀山へ戻ったのが1953ですから、早朝の往路、帰り支度、旧街道の旅、未知のJR線区乗車と盛りだくさんの一日で、夕食を済ませてホテルにチェックインし、お風呂(冬の旅ではビジネスホテルでも浴場のある施設を選んでいます)に浸かって部屋に戻ったら、読書する間もなく泥のように眠り込んでしまいました。
ということで、お次はお題を改めて、ブロンプトンをつれて新幹線のグリーン車に乗った感想を書こうと思います。
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