旧東海道へブロンプトンをつれて 36.赤坂宿から37.藤川宿へ(その3)
本宿の一里塚跡から旧東海道を西へ向かいます。東海道を旅している人ならピンとくると思いますが、ここは江戸時代には間の宿でした。本宿は「もとじゅく」の読み名通り、はるか昔は「元宿」であったと『今昔東海道独案内』にはあります。そう、徳川家康が五街道を制定するずっと前の室町時代、ここが元の赤坂宿だったというのです。御油-赤坂の宿駅間の短さと、それに不釣り合いな赤坂-藤川間の長さに加え、峠の直下という地形を考...
View Article横浜夜景観光 その5
夜の山下公園にポツリと座る「赤い靴」の像。まだ旅客機が一般的でない時代、横浜は外国への扉でした。私はてっきり望郷を思う歌かと思っていましたが、あの歌にはいろいろな説があるようですね。いずれにしても、薄幸な少女の話になってしまいますが。象の鼻パークの入口にて象の鼻から見る新港ふ頭やみなとみらいは、こちらが暗がりになるためにやたらにぎやかに見えます。海洋会館ビルに入るスカンディア、じゃなくてスカンディヤ...
View ArticleTY08田園調布駅
「この歴史ある田園都市をみんなで美しく護りましょう」そう駅前の池には標語のようなことばが掲げられ、小さな滝を囲むようにベンチが配されています。田園調布は渋谷や横浜などターミナル駅を除けば、代官山や中目黒、自由ヶ丘を押さえて知名度が最も高い駅ではないでしょうか。何といってもあの「田園調布に家が建つ」の街ですから。バスに乗り換えるために子どもの頃から何度も降りているのですが、西口がいわゆる放射状の、テレ...
View Article大坂日帰り出張にブロンプトンをつれて(その3)
8時12分、ひかり493号広島行きは、新大阪駅に到着しました。九州まで通じてから特に混雑している気がします。朝6時ののぞみで博多を出ると、8時半ごろに新大阪に着くわけで、そういう意味では博多より東京の方が若干近いことになります。下の在来線ホームまで降りてもまだ8時16分です。東海道線に乗ってひとつ先の大阪駅まで移動します。ご存知とは思いますが、鉄道の東海道本線は神戸までです。大阪駅では中央北口から出...
View Articleつらいとき 私は神に祈る
「助けてほしい」からではなく、あなたがわたしの苦しみを負おうとしているのを知っているから つらいとき 私は神に祈る誰かをうらみ、また何かに対して怒るよりも、ずっと前向きだと感じるから つらいとき 私は神に祈るこのわたしの無力さを受けいれるとき、より強くしてもらえることを経験しているから...
View Article英作文に四苦八苦
ここのところ、英作文しては添削してもらうの繰り返しをしています。実は事業をはじめるにあたって多少の準備をしていたものの、英語のホームページは少し経って落ち着いてからと思っていました。ところが、英語の対応ができていないのは、相当まずいということがわかってきたのです。ということで、ブロンプトンに関する文章を英語になおす羽目になったわけで・・・。英文和訳をながいことしていたので、英語ができると勘違いされる...
View Article旧東海道最高所ランキング
前に宿場間の距離ランキングを行いました。今回は旧東海道の中で、どの地点の標高が高いかという点に着目して並べてみました。例によって国土地理院のウオッ地図で主だった峠を測ってみました。...
View Articleアメリカからのお客さまお二人ご案内
梅雨の晴れ間に、アメリカからのお客さまお二人を江の島~鎌倉~逗子ご案内しました。 もう何度も来日して鎌倉へきているので、どんなところが良いだろうか、探りながらの道中です。 これは東海道藤沢宿から江の島へむけての巡礼道に建っていた里程標。 Mile stone of Pilgrim's...
View Article横浜夜景観光 その6
夜景観光の続きです。 もし体験してみたいと思ったら、ぜひわがツアーへ。象の鼻パークからみるQueenこと旧税関。 残念ながらここでは自転車に乗れませんが、ライトアップされた小径が素敵です。象の鼻パークからみる赤レンガ倉庫。 あのように輝いているときはなんらかの催し物をやっているときです。これはフリューリングスフェスト、つまりドイツ語でいう春祭りですね。...
View Article小径車の宿命―ハブの劣化、タイヤの摩耗が早く、交換にはお金がかる?
小径車はタイヤ径が小さい分同じ距離を走るにも回転数が多いからタイヤ周りの駆動系部品について劣化が早いという話があります。一見もっともらしい内容ですけれど、よく考えると妙な話です。たとえば、軽自動車や小型自動車のタイヤ径は14インチとか16インチだから、ドライブシャフトやデファレンシャルの寿命が短いなんて話をきいたことがありますか。少なくとも10年とか10万キロレベルでは聞いたことがありません。(夏の...
View ArticleTY08田園調布駅からTY09多摩川駅へ
渋谷方面から東横線に乗って来ると、この駅間はすべて下り坂になります。多摩川の河岸段丘をおりるという形になるからです。で、この河岸段丘というのは、川の大きさに比例して規模も大きかったりするわけで、これまで越えてきた目黒川や呑川と比べると、山の高さ、谷の深さと複雑さなどについて格段にスケールが大きいのです。当然長く急な勾配坂が多いことになります。下るだけなら別に急こう配でも構わないのですが、自転車の場合...
View Article原宿駅前の古道
今日は織旅事業の可能性を探るために原宿へ。ずっと以前に知り合いだった方と、会って話をしてきました。ちょっと早めについたので、近隣を散策します。こういう時間の使い方も、ブロンプトンを仕事に活かす際のヒントになるやもしれません。原宿駅のすぐ脇に山手線をまたぐ神宮橋という都道の橋があります。そのすぐ渋谷よりに水無橋という小さな橋が架かっています。この道は江戸時代、原宿村と代々木村を結ぶ唯一の幹線道路だった...
View Article北鎌倉・東慶寺の温故知新なお墓めぐり
(入口の左側に駐輪スペースがあるように見えますが、公式ではないので鎌倉市の公営駐輪場にとめて、円覚寺と一緒に見学しましょう)北鎌倉にある東慶寺は駆け込み寺として有名です。しかし、有名な方のお墓があることでも知られています。岩波書店の社長さんのお墓があるからなのか、文筆業、それも哲学系の大家といわれる偉い先生のお墓があるのです。実際に足を運んでみると、名前だけなら誰もが知っているような方のお墓なのに、...
View Article37.藤川宿
今日は藤川宿についてご案内します。(右;旧東海道は左へ細い道をすすみます)東海道53次の中でも、かなり目立たないというか、地味な宿場だと思います。名鉄線に藤川駅がありますが、通勤時間帯を除いては鈍行のみの停車駅です。面白いのは近所の高校のテスト期間中のみ急行が日中臨時停車するそうで、名鉄線の利用者が交通弱者であることがよくわかります。駅からみると旧東海道とは反対側の国道1号線に道の駅藤川宿が隣接して...
View Article大桟橋ふ頭ビルにブロンプトンをつれて
だいぶ暑くなってまいりました。自転車に乗っていると、とくに午前11時から午後14時までの一番暑い時間帯は、ずっとアスファルトの上に居たら地獄です。まめに水分補給をしておかないと、本当に熱射病になります。そこで、安価でゆっくり休息出来る場所というのが必要になってきます。ファミレスにて、お昼方々ドリンクバーでねばるという方法もあります。しかし、それも混雑するお昼の時間帯に居座るのはちょっと…と思ってしま...
View Article志賀草津道路(国道299号線)にブロンプトンをつれて(その1)
※草津白根山の噴火警報がレベル1から2で発令されているため、2016年7月現在長野電鉄バスは渋峠で折り返し運行されており、渋峠~白根火山間のバス運行が休止しています。つまり、一旦群馬側に降りてしまうと、バスを使用して長野側に戻ることはできません。本コースを折りたたみ自転車で楽しむ場合は、警報が解除されバス運行が再開されない限り、群馬県側の白根火山から草津温泉の間で楽しむことをお勧めします。(マイカー...
View Article自転車に乗っていて突然頭に浮かんだクラッシックのフレーズ
先日、ある教育者の方と話していて、学生時代に宿題をするときに音楽を聴いていたかどうかという話になりました。静かにならないと課題に集中できないという人がいる一方で、ひとりで勉強するときは音楽をかけないと駄目という人もいます。でも、たとえば電車の中で本に夢中になると、乗り過ごしてしまうくらい何も聞こえなくなるじゃないですか。あんなに騒音やアナウンスが飛び交っているにもかかわらず。...
View Article通算800記事のお礼とお詫び
本ブログも通算で投稿が800回になりました。はじめた当初は100回も続けばと思っていたところ、ここまで来れるとは思っていませんでした。いままで旅とブロンプトンを中心に書いてまいりましたが、とりとめもないことを書き綴ってきたにもかかわらず、読んでくださり、また応援してくださり、本当にありがとうございます。旧東海道の旅はいまだ岡崎付近です。このブログのファンですとおっしゃってくださる方もいらっしゃり、ど...
View Article「いかり」と「いのり」の関係
今は、現実の世界でもネット上でも、怒りの蔓延する世の中です。そこで今日は怒りの対処法について書きたいと思います。このブログの冒頭にも書きましたが、とにかく私は怒りの渦に巻き込まれたくない一心で、かつては自分の殻に閉じこもっておりました。それを「前へ踏み出すよう」促してくれたのも、ブロンプトンを介した人のつながりであり、本ブログでもあります。しかし一方で、本当に怖いのは他人からの怒りではなく、自分から...
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