ここのところ、英作文しては添削してもらうの繰り返しをしています。
実は事業をはじめるにあたって多少の準備をしていたものの、英語のホームページは少し経って落ち着いてからと思っていました。
ところが、英語の対応ができていないのは、相当まずいということがわかってきたのです。
ということで、ブロンプトンに関する文章を英語になおす羽目になったわけで・・・。
英文和訳をながいことしていたので、英語ができると勘違いされることも多いのですが、Writingは昔から大の苦手でした。
(もちろんConversationも)
英語→日本語の翻訳は英語の読解力+日本語の表現力が勝負になりますが、英作文は日本語→英語のときに必要になるセンスです。
そのためには、なるべく普段から活きた英語に接する機会が多くしないといけないわけですが、ここのところさっぱりでした。
昨年夏に英語しかできない(つまりはネイティブの)親類が来たとき、適当にしゃべってみたのですが、相当忘れていることに気がついたのです。
それに、どんな言語でも話し言葉と書き言葉は違うじゃないですか。
(3年前に自作したたたみ方の説明。ごちゃごちゃして自分でも何だかわからなくなりました)
例えば、ブロンプトンの左ペダルをたたむときの表現です。
BROMPTON BIKE HIRE(https://www.bromptonbikehire.com/page/how-to-fold-or-unfold)では、次のような表現になっています。
”Fold by lifting up the black face of pedal and pushing the whole pedal towards the bike.”
この場合英語は英語として読むべきで、いちいち和訳するのは愚の骨頂なのですが、ブログなのであえて日本語にしてみます。
『ペダルの黒い面をもちあげてペダル全体を自転車の方へ押し込むことによってたたみます』
うーん、なんかわかったようなわからないような・・・。
というか、これを読んだだけで実践できたら天才でしょう。
(こっちの面ではなくて・・・)
まず、左のペダルということがどこにも書いてありません。
右ペダルはたたみたくてもたためないのですから、省略しているのでしょうけれど、日本人としては親切でない感じがします。
それにブロンプトンをお持ちの方なら分ると思いますが、黒い面といっても向きがあるじゃないですか。
つまりは、日本語だと次ような表現になると思うのです。
『左ペダルの凹んでいる(自転車マークのある)面を下に向けます。黒い部分だけを枠から押し上げたまま、ペダル全体を自転車側へ押し込みます。』
(こちらの面なのですが…昔はブロンプトンマークが無かったのですね)
これを英語で表現するとどうなるのでしょう?
正直言って想像もつきません。
そこで米国在住経験の長い英語に詳しい人に、動作をみせながら作文してもらいました。
"Rotate the left pedal and face the Brompton mark downward.
Press up the inner part (black part) and fold up the whole pedal to the mainframe."
Press up the inner part (black part) and fold up the whole pedal to the mainframe."
『左ペダルを回してブロンプトンのマークがある方を下へ向けます。
中の黒い部分を押し上げながら、ペダル全体をメインフレーム側へと折ります』
(こういう動作は文章で説明するのが難しいと思います)
一口に「回す」といっても、いろいろあります。
"turn"は回頭が頭に浮かぶので絶対に違うし、"round"はグランドを周回するイメージです。
かといって“spin”はバレエのピルエットを想像しますし、“revolve”は文字通り拳銃の弾倉が回転する感じです。
ということで軸を中心として回転する場合は“rotate”なのですが、辞書を引くと一番最初に「自軸を中心に回転する」とあります。
なるへそ、Webiloでレベル6だかToeic730点以上だかの単語なのかは知らないけれど、これで左ペダルとともにrotateという言葉は一生忘れないと思うのでした。
結局のところ、ツアー中におけるブロンプトンの開閉はこちらでやることになったので、この文章はオプション扱いになってしまったのですが、それでも勉強になりました。