今日は織旅事業の可能性を探るために原宿へ。
ずっと以前に知り合いだった方と、会って話をしてきました。
ちょっと早めについたので、近隣を散策します。
こういう時間の使い方も、ブロンプトンを仕事に活かす際のヒントになるやもしれません。
原宿駅のすぐ脇に山手線をまたぐ神宮橋という都道の橋があります。
そのすぐ渋谷よりに水無橋という小さな橋が架かっています。
この道は江戸時代、原宿村と代々木村を結ぶ唯一の幹線道路だったそうです。
たしか明治神宮だって明治になってからつくられたお社だし、その前は森と畑とわずかな人家だったときいています。
しかし、現代はそのような昔を偲ぶべくもなく、代々木側は前のオリンピックの施設や公園のために完全に消滅しています。
原宿側は、この付近にはめずらしく表参道へとわりと急な下り坂になっています。
橋そのものは、1883年に計画された鉄道に合わせて、掘割上に架橋された陸橋です。
その性質上、都内の陸橋の中でもかなり古い橋なのだそうです。
下を走るのは山手線と湘南新宿ライン+埼京線、じゃなかった山手貨物線です。
話の中で、日本の生活における自転車の役割について考えさせられました。
「自転車旅」という考えとはちょっと違って、「自転車のある生活」のなかで「おりたたみ自転車を旅に連れ出す」という発想は、かなりユニークなぶん、理解してもらうのに時間がかかりそうです。
たしかに、「とびきりのおりたたみ自転車に乗って旅をしてみませんか?」といっても、それで具体的にイメージできる方はなかなかいないとおもいます。
だからこそ、効用を説く役目を与えられたのかなと思いました。
旅が好きで、たくさんの旅をしてきて、その旅を豊かなものにするのが、いまのわたしの役割なのでしょう。