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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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夏に向けて通勤時間をシフトする

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2019年7月29日、関東甲信越地方が梅雨開けしました。
昨年は6月29日だったので、去年よりもひと月も遅い梅雨明けです。
今年の梅雨の間、お天気がぐずついていて、ブロンプトンで通勤するのを諦めた日も何日かありました。
おかげで、電車の中ではたっぷりと読書ができました。
それにもまして、片道だけ雨降りというケースの日もたくさんありました。
朝から土砂降りだともうブロンプトンを持って家から出るわけにはゆきません。
私の家からだと、バスに乗らねば駅へ出られないし、混雑したバスにブロンプトンを抱えて乗るわけにも参りませんから。
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(五月中は、気温も穏やかで花もきれいでした)

ただ、最近は雨雲レーダーという便利なものがあって、20分から30分程度なら、なんとか雨が降らずに持ちこたえると分かれば駅までブロンプトンで走ってしまい、都内に入って雨がやんでいれば、渋谷新宿間だけ自転車で走ることができます。
家を出るときから雨が降るまで1時間強あれば、渋谷駅まで走ることが出来ますし、それよりも長い時間であれば、がんばって新宿まで走りきってしまうことも可能です。
もし雨が降ってきそうになったら、通勤経路を電車沿いに設定しているので、パンクしたとき同様に、最寄りの駅につけて電車に乗ってしまえばいいわけです。
その際、どの区間がいちばん混雑するから避けよう(=あの駅なら乗客が大量に降りるから、電車を選べば乗れる)とか、この駅を出たらどこそこまで片側のドアは開かないので、そこにブロンプトンを置けば大丈夫とか、まるで痴漢常習者(笑)のような計算高さで走りながら、乗る電車の種別及び乗車駅を検討しています。
でも、こんな風に、雨雲の動きをにらみながらフレキシブルに運動ができ、同時に頭脳プレイも行えるところが、折りたたみ自転車通勤の楽しさです。
はっきりいって、通勤途上、暇つぶしにメールの返信をしたり、ゲームに没頭したりしているよりもはるかに安全で健康的なのです。
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梅雨の間、心がけていたことがもう一つあります。
それは夏の暑さ対策として、家を出る時間を少しずつ早めてゆくことです。
現在の私は、新宿へ行く場合は始業時間の1時間前までに着くことも心がけているので、ふだんは7時半ごろにブロンプトンで家を出るのです。
よく、自転車は時間かかるでしょうと言われますが、この時間帯は電車もバスもノロノロ運転なので、仮に折りたたみ自転車通勤をしなかったとしても、家を8時までには出なければなりません。
20分程度早く家を出ることで、人いきれのすごい、ホームで並んでいる時からみながムスッとした表情をしている満員電車に乗るのを避けることができるなら、お安いものです。
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(梅雨に入ると、涼しくはあるのですが、太陽は見えなくなりました)

また「片道でも自転車通勤は疲れるでしょう」と言われることがよくあります。
たしかに、肉体的にはバス・電車通勤よりは疲れますが、精神的にはずっと楽です。
それに、帰りの電車は始発を選択すれば、車内でぐっすり寝て帰れますし、帰ったあとのお風呂も気持ち良く、食事も美味しく頂けるし、早寝しても寝付きは良いので、結局肉体的にも楽になるのです。
さらに、運動不足からくる糖尿病の防止や、将来の認知症抑止に役立っていると考えれば、一石五鳥くらいの感覚です。
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さて、通勤において家を出る時間を早くする際のポイントですが、いきなり30分、1時間早く起きて、その分家を早く出立するというのは無謀です。
習慣を変えるのに、そういうやり方をすると長続きせず、すぐもとに戻ってしまうことが多いのです。
だから、一日ごとに5分から10分早く家を出るために、起床時間、就寝時間も同じ時間早くずらしてゆきます。
ということは、夕食や、お風呂、勉強やこのブログ書きも少しずつ前倒ししてゆくわけです。
コツは、たとえイレギュラーなことがあって寝るのが遅くなっても、起床時間だけは僅かずつ早めてゆくことです。
これ、暑くて寝苦しい夏になってからではなかなかできません。
また、雨が降っていてバスと電車で行く日も同じように前倒しさせてゆくことです。
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(電車に乗ることも多くなりました)

最終的には7時半出発が梅雨明けまでには6時45分出発になっていて、夏の一番暑い盛りのお盆の頃には6時から6時半の間に家を出る予定です。
そうすると、新宿到着は7時半から8時くらいになります。
つまり、冬場に家を出ていた時間までに到着してしまうわけです。
もちろん、健康上良くないのは分かっているので、睡眠時間を削るようなことはしません。
結果的に夕方から夜にかけての時間が減るわけですが、読書やブログ作成など、時間を変えても大丈夫な習慣を、朝にもってきてしまえば問題ありません。
子どもの夏休みにおける習慣みたいですが、朝に躊躇なくやらねばならないことにとりかかる訓練にもなります。
たとえ5分や10分の早起きや家を早く出るという行為自体、思いきりが必要だということも、実感できると思います。
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さすがに7時前に出ると、朝から太陽が照っている日であっても、過酷な状況の中で自転車に乗ることはありません。
というより、夕方から夜にかけてより、朝の方が、時間ごとに街の表情がだいぶ違うことに気がつきます。
6時台は、通勤する人もまだ少なく、ひと、車ともに空いているので、同じ経路を通っていても、自分のペースで走れる分ずっと楽です。
それに、車が少ないから路面上の温度もずっと低いのがわかります。
旧東海道の旅でいやという程分かりましたが、渋滞している自動車の列は、その数だけ路上でストーブを焚いているのと同じですから。
輻射熱だけでも物凄いのです。
心なしか、この時間帯に通勤する人は時間だけではなく心に余裕があるようで、スマホをいじりながら信号無視する歩行者も、無謀運転する自転車も殆ど見かけません。
もちろん、雨が降った日にバスや電車に乗っても、8時台よりは断然すいています。
そうなってくると、不思議なもので、何か新しい試みを始めてみようかなと思えるようになります。
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(梅雨明け近くになると太陽が戻りはじめましたが、蒸し暑いことこのうえないのでした)

梅雨の間は朝がとても涼しく、自転車で走っていて半袖では肌寒いくらいでした。
それでも湿度が高くて真剣になっていれば汗はかきます。
或いはミスト状の霧雨が降っている箇所もあって、新宿に着くころにはしっとりと身体が濡れている日もありましたが、空調を除湿にしていれば、すぐに乾いてしまいます。
梅雨明け直前は晴れる朝が多くなりました。
多摩川を渡るところまではそれほどでなくても、都内に入って行くと
今度、下着を別に用意しておいて、新宿に着いたらネットカフェのシャワールームに直行して、シャワーを浴びてから朝食をとってみようかなと思います。
ネットカフェって、ふだん行くことがまず無いのですが、シャワー浴びている間だけ折りたたみ自転車を置かせてもらえるのかとか、街中のコインシャワーとどう違うのかとか、インターネット以外の利用に関して興味が尽きないものですから。
「時差通勤にご協力を」という掛け声はよく聞くのですが、ではどうしたら身体に無理なく、何よりも楽しく早朝通勤を実現できるのか、そういう文章にお目にかかることはあまりありません。
私の場合は、通勤もまた、ブロンプトンをつれた旅のシミュレーションや予行演習をしている気分です。
だから習慣として定着しているわけですし、ここでもまた教育学で学んだ「内発的動機づけ」が大事なのだなと思う次第です。
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