謎の深夜食堂阿武茶〝にブロンプトンをつれて

電車が動く時間帯よりも前に、すなわち朝の4時台にブロンプトンにまたがり、横浜まで走ると、到着してもまだ5時前です。
自分は就寝前5時間はなるべく食事を摂らないようにしているので、早朝に運動するとお腹が空いてしまいます。
しかし5時前に食べられる場所は、だいたい24時間営業のファストフード店かファミリーレストランに絞られます。
でなければ、築地同様に中央卸売市場脇にある食堂とか。
（朝の野毛小路。冬だったら真っ暗です）

ただ、そのどちらにも属さない、深夜に営業する食堂というのも、たまにあります。
大抵は、夜のお仕事をされている方向けに営業しているので、自分のような4時起きして運動している人間には場違いな店なのかもしれません。
でも、ある意味ブロンプトンに乗っていないと行く機会のないお店でもあるわけです。けっきょくお腹がすいているもの手伝って、どうしても入ってみたくなり、行ってみました。
（周囲はこんな感じ。お店の名前がユニークです。「コップ酒　よかろう」って…）

名前は「阿武茶゛」というお店です。
（http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14010601/）
「あむぢゃ」と読むらしいです。
場所は桜木町裏の野毛小路。
夜の街のど真ん中です。
営業時間は、2時開店で8時閉店。
14時ではありません。
2時です。
（そういえば昼間通ってもここはいつもシャッターが閉まっていました。名前はユニークですが、食堂としての矜持なのか、周囲の飲み屋さんとは明らかに一線を画しています）

土曜の朝、入った時間は6時半ごろで、そろそろラストオーダーかというお時間です。
店内に入ると、寿司屋のようなカウンターがL字に奥へとのびています。
メニューの札がかかっているのですが、値段は書いてありません。
でも、おつまみというよりは、目玉焼きとかカレーライスとか、普通のメニューです。
お酒を飲んでいる人、飲んでいたであろう人たちに混じって、ひとりで朝食を食べている自分は別の「訳あり人」みたいでしたが、優しそうな老夫婦が切り盛りする、ごく普通のお店でした。
早朝に運動がてらに行って、お酒が入らなくても、このお店に通うようになったら、いずれ身の上話とかしてしまいそうな雰囲気でしたが、私はこういう店、嫌いじゃないですよ。
いつか「お酒飲まなくても歓迎します」と言ってくださった、スターダスト（http://blogs.yahoo.co.jp/brobura/38771845.html）の朝バージョンみたいなお店なのでした。
（なぜか急に焼きなすが食べたくなってしまいました）
今度はもっと早起きして、4時くらいに行ってみようかと思います。