寒い時期は重宝しているバービカン・ショルダーバッグ。
(https://blogs.yahoo.co.jp/brobura/37270418.html)
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ところが、使っているうちにベルト部分がほつれてきてしまいました。
どうも、バイクに乗るときにダウンの上から背負ったのがよくなかったようです。
このベルトには、長さ調節とズレ防止のためにしっかりとした金属製の立派なベルトコキが2つ付いているのです。
ほつれだすと、そこにあたる部分がどんどんほどけてゆくようでした。
しかし、本体のベルトを受ける部分にもついているこの金属パーツ類があるおかげで、しっかりと身体にもフィットするのです。
冬場にバイクに乗ると、自転車と違って体を動かさず、風に対して受け身になりますから、本当に身体が冷えてしまうのです。
それで、ついついこのバッグを身体に巻いて寒さ除けにしていました。
ただ、自転車と違い、バイクは速度が速いので、ベルト部分の摩擦も激しくてそうなるのだと思います。
あとは、冬場に着ていたダウンの表面がつるつるしていたのも、擦れやすい原因だったと思います。
それからは、バイクのリアケースの中に入れて乗るようになりました。
いま、ブルックスのホームページを見ますと、バービカン・ショルダーバッグは本体が布のもので£290.00、オールレザーですと£420.00もします。
今日のレートが£1=\135.00として、布が4万円弱、革が5万8千円弱ですね。
ただ、ベルトだけでもおよそ80ポンド11,000円くらいします。
ベルトが3点式になっているという部分に特徴があり、肩当にしては大きな革のパッドがついていますから、それくらいするのでしょう。
それに、ヨーロッパは特に鞄など、良いものを何世代にもわたってなおしながら使うという文化が定着していて、街の修理屋さんも、メーカーも修理を頼むとこころよく引き受けてくださいますし、新しいものを次々と購入するよりは、そうして長く使用している人が尊敬されます。
神戸の異人館などに行くと、100年近く前のルイ・ヴィトンの旅行用トランクが展示されていたりします。
安物をネット等で購入して、使ったら空港に捨ててゆくなんてこと、仮にお金があり余っていても真似したくはありません。
古いベルトと新しいベルトを並べてみたら、若干ではありますが革の部分が大きくなっておりました。
古いベルトは、肩当部分が再利用可能なのではないかと思い、取っておくことにしました。
バッグは古くてベルトだけ新しいからちぐはぐな印象をうけますが、すぐに馴染むでしょう。
また、今回よく見たらバッグ正面向かって右側に縦のチャック(普段は革の羽根に隠れて見えません)があるのを発見してしまいました。
おいおい、4年も使用していて気が付かないって…。
中にゴソゴソ手を突っ込んだら、硬くて小さな紙の袋に手が触れて、ベルト先端の留め金部分のスペアが出てきました。
これ、一度外れて紛失してしまい、取り寄せてもらったことがあります。
ここに入っているのだったら、わざわざイギリスからパーツを取り寄せることありませんでした。
購入したローロ世田谷さんによると、ネジで取り付ける前に弛み止めを塗っておくとよいそうです。
これから寒くなりますから、再び出番が増えそうです。