こんにちは。![イメージ 1]()
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(高石給水塔付近から、横浜方面を望む)
(こちらは北面の秩父方面)
(生田南郵便局前交差点付近の下り坂)
(王禅寺見晴し公園)
(左の三角錐が大山で、富士山はかなり右に顔を出しています)
(12月の夕暮れ 日によってはこんな風にぼやけてしまいます)
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そこから坂を下り、弘法の松交差点(35.601629, 139.516525)を左折します。![イメージ 10]()
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天候が落ち着いて里の紅葉が見頃になった頃合いを見計らって、近所の展望台を巡ってきました。
出発は東急田園都市線とJR南武線との乗換駅である武蔵溝ノ口駅。
第一の目標は、川崎市多摩区王禅寺にある、王禅寺見晴し公園です。
溝ノ口から平瀬川という川をひたすらさかのぼります。
平瀬川は二ヶ領用水を経て多摩川に注ぐ川ですが、上流部では本流より支流の方が長いという変わった河川です。
沿道のもみじなどながめながら、川崎市宮前区初山1丁目付近で支流沿いの道に入ります。
この川は平瀬川支川(ひらせがわしせん)というありきたりの名前の川です。
聖マリアンナ医大と長沢浄水場の間の谷をすすみ、川崎市多摩区南生田5丁目付近から、さらに北の枝谷に入って、最後は高石にある配水塔を目指してジグザグに登ります。
尾根筋に出たら、生田南郵便局前交差点(35.599815, 139.522372)へ向かいます。
交差点あたりの標高がこの付近では一番高くて、最高地点で118mくらいです。
溝ノ口駅の標高が14~15m程度ですから、10㎞の距離で標高差100mを登った計算になります。
このように、川沿いの道をひたすら進み、いよいよ源流近くなったらのぼり易い谷間を見つけて比較的緩い勾配の道を選べば、脚力がなくてもポタリングがてらの運動ができます。
生田南郵便局前交差点から百合ヶ丘方面にバス通りを少し下ったところにあるのが、王禅寺見晴し公園(35.599671, 139.520516)です。
10m×5mほどの小さな公園ですが、崖縁にあるために大山から丹沢、富士山がよく見えます。
横浜あたりだと、富士山はもっと頭を出しているのですが、多摩丘陵の場合西へ行けばゆくほど手前の丹沢山地が富士山を隠し、ここからだと頭がやっと見えているという具合です。
ただし、ちょっと高圧線とその鉄塔が景観に筋をいれてしまっているところが残念です。
ここは夜も夜景がきれいですが、お勧めは夕方です。
秋から冬にかけて、大山や丹沢のスカイラインがシルエットになって、家々に灯りがともるころが最もきれいだと思います。
そこから坂を下り、弘法の松交差点(35.601629, 139.516525)を左折します。
弘法の松は、この辺りを弘法大師が巡錫したとき、100の山と谷があれば寺を建立しようと思っていたところ、数えたら九十九しかなかったので、代わりに松を植えたという伝説のある場所です。
それだけ地形が複雑ということなのでしょう。
交差点の裏手が公園になっており、西側がやはり展望台になっています。
ここから住宅街の坂をくだり、小田急線の新百合ヶ丘駅までは10分もかかりません。
新百合ヶ丘駅からまっすぐのびるプロムナードの突き当りにでます。
ただ山坂が急でスピードが乗るので、じゅうぶん注意してください。
先般女子大生がながらで自転車を運転し、通行人がはねられて死亡してしまったのもまさにここです。
駅に到着したらブロンプトンをたたんでカバーをかぶせて小田急多摩線に乗車します。
小田急多摩線なんてこんな機会でもなければ乗らない路線ですが、それがまた楽しかったりします。
(つづく)