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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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ブロンプトン&温泉を冬場に試してみたい

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小学生の頃からスキーに行っておりましたものですから、宿泊施設に温泉であるかないかでずいぶん違うという感想を実感してきました。
昔はボーリングの技術も今ほどではないし、スキー場の宿に温泉がないケースは珍しくありませんでした。
例えば、私がもっとも足繁く通った八方尾根は、今のように近隣から温泉を運んできて加熱するお風呂も、もちろん自噴の日帰り温泉施設なぞも全くありませんでした。
また、昔から(山の上まで人をあげる)輸送力ではどこにも負けない苗場も同じです。
今じゃ前者も「八方温泉」例のPホテルも「苗場温泉」なんて名乗っていますが、その時代だったら「なんじゃそりゃ?」です。
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(八方尾根にて)

これに対して、蔵王、野沢、妙高赤倉、草津・万座なぞは、スキーよりも温泉の方が有名なのではないかというくらい、お風呂が楽しみでした。
微妙なのは志賀高原です。
志賀高原は地図を見ればわかるのですが、小さなスキー場の集合体で、熊の湯、木戸池などは昔から自噴温泉の源泉を持っていましたが、あとは引湯か志賀高原の山内でもお風呂が温泉でない宿はたくさんありました。
たとえば、由緒ある丸池観光ホテル(2010年閉鎖)は引湯でしたし、「私をスキーに…」の焼額山Pホテルは温泉ではありません。
イメージ 2
(草津湯畑)
 
なぜ温泉にこだわるかといえば、ウィンタースポーツの場合、冷え切った体をどう温めるかがかなり大切な要素になってくるからです。
温泉の入浴には様々な効果があります。
身体を温め、水圧や浮力により重力から解放される物理効果。
生活場所から遠く離れた非日常に身を置くこと(転地)による心理効果。
そして温泉の成分を皮膚から吸収し、あるいは飲泉することによって得られる薬理効果等々。
イメージ 3
(那須 鹿の湯)

スキーやスノボをやっていると、長時間寒風の中に身を置き続けるだけでなく、運動しているとはいえ、滑っていればそれだけで体感温度を下げるわけですから、午後になって冬の陽が急速に傾くと、体はどんどん冷えてゆきます。
若い時は血行の良さでカバーしていたのですが、年を取ると全然追いつきません。
北海道のニセコなんて、体が凍るかと思うくらい寒い、というか痛いのです。
そこで、宿に帰って入るお風呂が温泉であると、格段に助かるわけです。
血行をよくして温泉の成分により入浴後の夕食はすすむし、就寝してまでも体がポカポカしているおかげで、入眠もスムーズだし眠りも深く、翌朝には全く疲れを残しません。
イメージ 4
(志賀高原 渋峠)
 
これは自転車やオートバイにもいえることで、秋から冬にかけては寒さの中で運動した後の温泉入浴は、他の季節や全く運動しないで入るそれとは全然違います。
もちろん、家まで帰って入浴剤を入れた風呂に入るより、現地でできれば泊って温泉に入る方が、体はずっと楽です。
ということで、今年の冬はスキー&温泉を自転車&温泉に焼き直した旅を、一度くらいしてみようと思っています。
しかし、「ブロンプトンでどこまでも」の主さんのように、スパイクタイヤまで履いて雪道を走る根性は私にはない(それに雪見たら自転車を放り出して滑りたくなる性分でして)ので、まずは雪のない地域で温泉をはしごしてみようかと思っています。
イメージ 5
(せっかく露天風呂と2ショットを撮ろうとしたら雨に降られ・・・)


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