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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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La vie a La CampagneにBromptonをつれて

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私は朝食についてご飯だ党、パン党だとこだわるほうではなく、お腹に入ってしまえばどれもありがたいものです的な考えの持ち主です。

東急東横線沿線には、色々なパン屋さんがあるのは知っているのですが、わざわざ途中で降りてまで行くことはありませんでした。

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(朝の目黒銀座商店街。いちおう「自転車を除く」ってシールが貼ってあります・・・めくりたい)
 

それがBromptonで渋谷や横浜を往復するようになってから、途中でお腹が空いてしまい、必然的にこれまで乗降しなかった駅の商店街を訪ねることになり、あちこちのお店に立ち寄っては、食べるようになりました。

なんだか塾帰りの小学生が、寄り道して買い食いしている感覚ですが、これはこれで楽しいのです。

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(木馬がBromptonと兄弟みたいにみえてしまいました)
 

今日ご紹介するのは、目黒銀座にある「ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ」さん。

目黒銀座商店街っていっても目黒駅の近くにはありません。

そもそも目黒駅は目黒区にはありませんし。

私も知らなかったのですが、目黒区役所って中目黒にあるのです。

沿線の人は「なかめ」って呼びますが、私にとっては地下鉄日比谷線の乗換駅でしかありませんでした。

目黒銀座は、駅から区役所へ向かうときには必ず通る商店街です。

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(赤坂宿の大橋屋さんもそうでしたが、ブロンプトンってなぜか古い建物と相性が良いのです)
 

商店街の目抜き通りから、ちょっと住宅街に入った場所に、このお店はあります。

なるほど、引っ込んでいるからこれまで通り抜けていても全然気づけなかった。

下でパンを焼いているご主人とおぼしき方にことわって、畳んだブロンプトンを1階に置かせていただきます。

念のため鍵をかけますが、人の目が絶えずあるから大丈夫でしょう。

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(もし二階に持ってあがったら、完全に溶け込んでいたかもしれません)
 

二階にあがると、板張りの床で広めのスペースが広がります。

木のテーブルに、木の椅子が並んで、何もなければ古い教会の集会室みたいです。

しかし、絵本や、食器棚、ドライフラワーが並んでいて、奥には販売しているのかコットンのシャツが何枚か吊るされています。

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(木の床に木の椅子、そしてテーブルと落ち着きます)
 

このお店は、カフェやパン屋さんだけでなく、シャツやお皿、アロマもプロデュースして販売しているお店のようです。

なるほど、それで「シャンパーニュの暮らし」ですか。

女性に好まれそうな空間です。

山手通りのはしる中目黒に、こんな静かなカフェがあるとは知りませんでした。

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(フランスの田舎暮らしなんていうから、フローベールの「マダム ボファリー」を思い出しました。見ていませんが、「ボファリー夫人とパン屋」って映画もありましたよね)
 

壁際にもテーブルと椅子があるので、ひとりでもゆっくり食べられます。

いただいたのはモーニングメニューの野菜つきクロックムッシュ(800円)。

こんな場所でのんびり本を読んでいたら、すぐにお昼がきてしまいそうだと思う位、流れる時間を忘れられる空間でした。

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夏の朝にあまりゆっくりしていると、陽が昇ってBromptonで帰宅するのもつらくなるなと思っていたら、案の定10時を過ぎてしまいました。

自宅までは無理かなと思い、中目黒から自由が丘まで走って、そこから電車に乗って帰宅しました。

行きは早朝に自宅から渋谷まで走ってきたのですから、これでよしといたしましょう。

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