場所は明かせませんが、目黒区内の某高級住宅街といわれる路地で見つけた住宅の窓です。
この場所は、いわゆる世の中で成功した人たちが家を構える場所で、かの田園調布よりも高級だと思います。
だから高い塀を張り巡らせて監視カメラがそこかしこという家が多いのです。
そんな中にあって、この家もとても希少で高価な車が2台ガレージにとまっているので、それなりのお宅だとは思うのですが、この遊び心にはとても感心しました。
お金があるなしとは別に、心に余裕があるのだなと。
これ、狙ってガーデニングされていますよね。
坂道をヒーコラいいながら自転車でのぼってゆくと、突如として海坊主現るって感じで、思わずニヤリとしてしまいました。
現代のお子さんなら「パイレーツ・オブ・カリビアン」の影響で、「あっ、クラーケンだ」なんて喜ぶのかも。
わたしには、米国のアニメ“The Herculoids”に出てくるGloop/Gleep(怪獣王ターガンのヒューヒューとポーポーといった方が通りが良いかも)が「ナーンチャッテ」(古っ)しているように見えたのですが。
いつ花をつけるのだろうと、ひそかな楽しみになってしまいました。
少し前、某漫画家の方が変わった家を建てるとかで騒動になったこともありましたよね。
しかし、昔の洋風の家や商家には、このような顔を持っているデザインが少なくなかったそうです。
今の住宅はみな同じ形で様式だけ豪華(風)に作ります。
新しい家は性能も含めて進化しているのでしょう。
でも、本当の豊かさはもっと別なところにあるような気がします。
こんなささやかで微笑ましいイタズラに通勤途上で気が付けるのも、ブロンプトンのおかげだと思います。