お天気の良い日の午後、アップルグリーンのブロンプトンを連れ出して、臨港パークを散策しました。
2014年モデルを最後にカタログ落ちしてしまった同色のブロンプトン。
当時は不人気色などといわれておりましたが、こうして午後の陽光に照らしだされてみますと、明るくて海の藍色にも映える色です。
英語の“Green”って日本人が漢字の「緑」から連想する色よりも、もっと透明感のあって明るい色らしいので、黄緑に近いアップルグリーンは「萌黄色の自転車」とでも呼びましょうか。
これに対して、やはり2014年を最後になくなってしまったセージグリーンのブロンプトンは、浅葱色が近いかもしれません。
(セージグリーンというよりは”Matcha”と表記した方が、日本国内では外国人に受けが良いかな)
みなとみらい地区の緑地としては、最大の面積を誇る臨港パークは自転車に乗ってはいけません。
しかし、押し歩きなら大丈夫です。
乗って走れば気持ち良いのに、押し歩きなんてつまらないと思うかもしれません。
しかし、ことブロンプトンに関して押し歩きはつまらないどころか、むしろ楽しかったりします。
・重量が軽くいので、押し歩いていても気楽ですし、電動アシスト自転車のように、わずかな傾斜でも「よいしょ」とはなりません。
・車体が小さいので、歩行者とすれ違いの際に邪魔になるような場面はあまりありません。
・タイヤ径が小さくて、ハンドルがよく切れるのでわりと人が多い場所でも、まっすぐ歩けます。
・その気になれば、たたんで曳いて歩くことも可能です。
・駅やオフィス街から離れている公園では、空きベンチが多いため、休息や調べもの、メール返信などがゆっくりできます。居心地が良ければ、脇に置いて、昼寝や読書もできます。
・景色の良い場所では、ゆっくりと歩いて景色を眺め、公園の中ではいつもとは違う経路をたどって、歩かなければ見えない景色を探してみることができます。
また、多人数で乗って走れない公園にブロンプトンを連れてきたときは、押して歩きながら会話をしてみましょう。
アナログである意味レトロなデザインのせいなのか、とても気分が落ち着くのです。
学生時代の友だちと、ブロンプトンを押し歩きしながら会話したら、雰囲気だけでなく話の内容までもが、高校のクラブ活動の帰り道とそっくりになったために驚いたことがあります。
自分は経験ないですが、もし学生時代からのつきあいで夫婦になり、互いにブロンプトンを持っている方がいらっしゃいましたら、夕暮れ時などぜひブロンプトンを押して歩きながら会話をこころみてください。
ユーミンの歌ではありませんが、「あのころのわたしに戻って、あなたに会いたい」という願いがかなうかもしれませんよ(笑)