ブロンプトンをつれて電車に乗る際、どの駅から乗るのかは結構重要です。
「走って運動して、ご飯食べて、ちょっと食後に読書して、それで電車に乗って…爆睡」したときの気持ちよさって言ったら、何とも表現しようがありません。
そこで始発駅周辺で食事場所を探すことになります。
南方向・西方向なら、軽めの走行であれば、横浜まで走って何か食べて、元町中華街から帰ります。
もう少し距離を伸ばすなら、鎌倉まで走って新逗子駅や、逗子駅から帰ってきます。
さらに距離を伸ばすなら、平塚や国府津まで走ります。
けれども東京方向だと、難しいのです。
夏の関東平野は南風が多く、本当は海へ行きたくても、つい追い風になる東京(北)方向へ走ってしまうのです。
(木根川橋を渡って下町探訪へ。初冬の軒先に金柑が実っていました)
さて、関東の鉄道事情ですが、さいきん、東横線も副都心線と乗り入れして、その先さらに東武東上線や西武池袋線とも三社乗り入れしたため、始発駅がどんどん遠くなります。
目黒線は、西高島平とか浦和美園とか、これまた遙か彼方です。
JR湘南新宿ラインは、籠原、高崎、小金井、宇都宮って、もはや温泉旅行の域です。
実際、高崎まで行くと、磯部温泉とか四万温泉、宇都宮なら日光、鬼怒川温泉まで行きたくなってしまいます。
横須賀線は以前から総武快速線と乗り入れしていましたから、始発駅は近くても津田沼になります。
最後の頼みだった東海道線も、東北循環線として東京始発はほぼ無くなってしまいました。
これでは始発に乗るにはどこまでBromptonで走ってもたどり着けそうにありません。
始発駅を調べる方法に、予め下車駅で行先を観察しておくという方法があります。
子どものころ、電車の行先票(サイドボードの略で「サボ」と呼んでいました)を眺めるのが大好きでした。
あれって、旅情を誘うのです。
たとえば、通勤通学の際に新宿駅で「箱根湯本」とか「小田急江ノ島」という表示を見ると、温泉に浸かりたくなり、或は浜ではしゃぎに行きたくなる人もいると思うのです。
表示はいつのまにか、板じゃなくて電光掲示になり、LED表示になってしまいました。
LEDになったら、列車の走行中は自動で消灯するようになってしまい、残念に感じています。
線路沿いを歩きながら、通り過ぎる電車の行き先をみて、次の週末はどこそこに行きたいな、なんて思うことが旅のヒントだったりするからです。
鉄道会社さん、あれも立派な「広告」なのですよ。
たとえば、熱海や伊東行きの表示の脇に♨マークを表示させたまま走行するだけで、どれほど潜在的需要を喚起するか、気がついていますか?
走行中にLED表示を消灯したとて、省エネ効率などたかが知れているではないですか。
電車の中のモニター広告なんかより、よほど上品で効果あると思いますよ。
走行中にLED表示を消灯したとて、省エネ効率などたかが知れているではないですか。
電車の中のモニター広告なんかより、よほど上品で効果あると思いますよ。
あ、また脱線しました。
で、今回は京急での場合です。
たとえば横浜駅で京浜急行上り列車の行き先をチェックしてみましょう。
すると、普通は品川、急行は羽田空港行きが多いと気付きます。
ということは、羽田まで自転車で走れば、横浜へ座って帰ってこられるということになるのです。
今回の注目は特急です。
泉岳寺、京成高砂、青砥などが行先としては列車本数が多い方です。
ということで、下町の方へ遊びに行って、京急で横浜まで帰ってくるのなら、ブロンプトンをつれて乗車するなら青砥とか京成高砂が有利ということが分かります。
まぁ、そこまでやらなくても、駅の時刻表を見れば分かります。
もう少し旅に詳しい人なら、「路線時刻表」を読みましょう。
私が「NAVI TIME」ではなく「えきから時刻表」を愛用しているのも、路線時刻表を見ることができるからです。
始発駅を調べるには、本来であればダイヤグラムを見るのが一番楽ですから。
まぁ、そこまでやらなくても、駅の時刻表を見れば分かります。
もう少し旅に詳しい人なら、「路線時刻表」を読みましょう。
私が「NAVI TIME」ではなく「えきから時刻表」を愛用しているのも、路線時刻表を見ることができるからです。
始発駅を調べるには、本来であればダイヤグラムを見るのが一番楽ですから。
こうして始発乗車に有利な駅を予めピックアップしておき、ポタリングのゴールをその駅に設定して、これらの駅周辺にある食事ができる場所を調べておきます。
横浜に住む自分が、いきなり青砥なんて行っても、知り合いがいるわけでもなし、降りたこともないし、そう易々と食事場所を見つけることはできませんから、何かのついでに行ったときには、ネットで調べた情報と付け合わせておくのです。
たとえば、青砥だったらサイクルショップしぶやさんと、京成高砂なら柴又帝釈天とセットで確認するわけです。
地図を眺めていれば、両駅は中川の近くということが分かり、上流なら三郷、下流なら浦安などにいるときに、それじゃあ中川沿いに走って青砥から帰ろうというアイデアが浮かんだりするのです。
さて、お店探しですが、できれば、駅ビルなどは避けて周辺の商店街で探すのが常です。
そして、自分は安くてボリュームのあるお店を探すように心がけています。
その前にある程度の距離をBromptonで走っているとしたら、圧倒的に腹ぺこの可能性が高いですから。
今回チェックしたのは、「定食の店 かずさ屋」さん。
この屋号ということは、ご出身が房州なのでしょうか。
ガラガラと引き戸を開けて、ブロンプトンは畳んで隅に置かせてもらいます。
カツカレーとか、アジの開き焼定食に目玉焼きがついて700円って安くないですか?
まぐろ味噌焼き、塩鮭、サバ焼き、ほっけ焼きなど、魚の焼き物系の定食の種類が多いのも大変気に入りました。
だって自宅で焼くと、あとの掃除が大変ではないですか。
(なに不精なこと言っているのでしょう)
この次は中川を挟んだお隣の、京成高砂駅付近を探訪してみよう思うのでした。