今日は「センスがない」と言われるのを覚悟で書きます。
まだCAT EYEの製品が無かったころの時分のお話です。
ハンドルに取りつけるタイプのヘッドライトをあれこれ試してきたのですが、どうしても以下のような不具合があって、しっくりゆきませんでした。
・たたんだ時に、スポークと干渉する
・たたんだ時にスイッチが入り、ライトが点灯したままになってしまう
・上記の問題を避けるため小さなライトをつけてみたが、光量が小さく、かつ電池の持ちが短い
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これらを解決するには、ハンドルにライトを取り付けるという発想をやめて、頭の上に山用のヘッドランプを着けてみたのですが、頭は痛くなるわ、通行人からは驚かれるわで、これまた日常の道具としては使いにくいということになりました。
ブロンプトンでライトが取り付けられる場所は他に…とカタログとにらめっこしていたところ、ハブダイナモ形式のライトを取り付ける場所(フロントキャリアブロックの下で、前輪のブレーキキャリパーの上、すなわち反射板がついている部分)が目につきました。
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そうだ、ここならたたんだ時に干渉しないし、ハンドルの向きを変えても光が拡散していれば常に前方を照らすはずだと思わず手を打ったものの、はてさてここに取り付けられるような市販のライトが存在するかどうかと、またもや悩んでいました。Clik here to view.

そんなとき、ホームセンターのママチャリ売り場にこのライトを見かけたのです。
なんでも軽快車の前かごに取り付けるタイプで、方法は板をネジで締め付けるだけというシンプルなものです。
たたんだブロンプトンを売り場のそばに持って行って、商品と反射板の寸法を比較すると、問題なく取り付けられそうなので購入しました。
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(フロントキャリアブロック下の反射板を外し、向かって左のネジは締めたまま上からはめます)
家に帰ってブロンプトンの前輪上にある反射板を取り外し、ハンドルバーキャッチのある側は締めたまま、逆サイドのネジを締めていったら、もの凄く簡単に取り付けられてしまいました。
ちゃんと締めれば振動で外れることもありませんし、もともとママチャリの前かごに取り付けることを前提としているので、光量も十分(600cd)かつ、電池も単4×3本で連続点灯15時間と、ハンドルバーに取り付けるタイプを凌駕しています。
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(向かって右側のネジを締めれば、ハイおしまい)
ただデザインがなんとも…。
いきなりブロンプトンの前面にママチャリのライトを取り付けるため、アンバランスなことこのうえありません。
だから、このライトを使用するならば、デザインなんか関係ない、実用本位と割り切ってください。
幸いキャリアブロック下(とはいえ、ライト自体がかなり存在感を主張するので、美的に許せない人はたくさんいるでしょうね)で、干渉しない位置にありますから、いったんつけてしまえば、乗っている本人はついていること自体を忘れてしまいます。
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(似合う似合わないは個人的感覚の問題ですから)
このライトの長所は「かしこい」というお名前の通り、センサーがついていて暗くなって、プラスアルファ走行の振動を感知すると自動で点灯します。
すなわち、夜の信号待ちでも動かないでいると勝手に消灯して電池の消費を抑え、走り出すとまた点灯してくれるのです。
トンネルが連続する区間(なんてないかもしれませんが)を走る場合とか、夜に都会で何度も一時停止や信号待ちを繰り返す場合などに、これは便利だと思います。
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もしブロンプトンを長期に保管する場合でも、本体にはただネジで締めて取り付けてあるだけですから、プラスドライバーがあればわりと簡単に着脱可能です。
また、駐輪場でも自転車を動かさない限りは点灯せず、暗くなって触ったとたんにライトが点くので、防犯効果も多少はあるとおもいます。
なお、センサー自体にスイッチはついていませんので、たたんで黒いカバーをかけ、ホームなどで転がしていると点灯してしまうのはご愛敬です。
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(たたんでも、ごらんのとおり干渉いたしませぬ)