自転車の中で最も汚れるところといえば、チェーン及びタイヤ周りですよね。
いままでBromptonを分解洗浄するとき、スプロケットやディレイラー、チェーンホイールなど、いわゆる歯がある部分を丁寧にきれいにしても、チェーンそのものの汚れが付いたままだと、元に戻したときにすぐに汚れてしまうので、チェーンをどうきれいにするのかは大きな課題でした。
ぐるぐる回しながらパーツクリーナーを吹き付けると、ドロドロ黒いものがしたたり落ちるのですが、いつまでやってもきりがありません。
そこで、このチェーンマシンキットの登場と相成ったわけです。
(http://www.riteway-jp.com/pa/pedros/110565.html)
まずは、自転車を修理スタンドに吊ります。
パッケージ裏面の説明に従って、チェーンマシンを二分割し、チェーンを上下から挟みこみます。
本来ならディレイラーの後部にオレンジのレバーを引っ掛けるのですが、ブロンプトンの場合は引っかかりませんので、そのまま宙づり状態で、上の穴から洗浄液を流し込みます。
そしてやはりマシン上部にあるオレンジのボタンを押しながら、ペダルを回転させて…と回りません。
このスタンド、工具専門のチェーン店で購入したのですが、ブロンプトン本体とスタンドが干渉して、ペダルが回転しにくいのです。
やはり、トピーク(TOPEAK)などの自転車専門用品を買うべきでした。
何とか調整し直して、ペダルをゆっくり回してゆきます。
その際、チェーンマシン全体を下方向へ押し下げるとうまく回るようになりました。
ボタンを押すことによって、上部の洗浄液が下へ流れ、ブラシで洗っている部分を通過して、真っ黒な液体となって下に溜まります。
普通の自転車よりチェーンの長さが短いので、二、三回洗浄液を捨てては入れ直してはペダルを回転させ、さらに洗浄液の代わりに水を入れて同様の行為を繰り返します。
すると、チェーンマシンの下部に溜まる廃液の汚れがだんだんと薄まってきました。
チェーン自体をみると、かなり汚れが落ちているようです。
チェーン自体をピカピカにしようなどという完璧主義は捨てて、私は六割方きれいになったらOKです。
でも、チェーンがきれいになってみるとその他の部分の汚れが気になり出しました。
だんだん夕方になり、蚊も多く飛んでいて腕や足がボコボコ刺されているのですが、結局前後輪とも外して、車用の洗剤で洗ってきれいに乾かしてから元に戻しました。
ここのところ、使い倒すばかりで全然洗っていなかったので、Bromptonさんには済まないと思っていたのですが、これでどうにか謝罪できた気分です。
今回の反省点は、チェーンをふき取るウエスを用意しておかなかったこと。
でも、穴の開いた古着を割くことで代用しました。
洗浄液は自然に分解される分解性素材ということで、流しても安心ですし、注意書きにあったような肌に触れて刺激されるという状況もありませんでした。
これでマシンがセットで購入価格は5,000円しなかったので、今までの苦労に比べると、かなりお買い得感がありました。
なお、きれいにするとまた走りたくなってしまうのは、毎度のことでした。