グーワタナベさんで3種類のフロントバッグを作っていただいた話を以前しました。
これまでは、なるべく小さなSmallサイズ(H23×L18×D11)を愛用してきたのですが、最近はMiddleサイズ(H25×L20×D14)を、主に通勤で頻繁に使うようになりました。
理由はいくつかあります。
ひとつは、極小サイズの輪行カバーが使えなくなってしまったこと。
とりあえず、被せておけばいいやという、携行機能優先の極薄輪行カバーは、電車に乗るのにまずいことになり使えなくなって参りました。
とくに通勤電車では、ピークを外しても人目がたくさんあります。
当然、使用していないときのサイズも大きくなるため、フロントバッグはミニマムでは困るのです。
二つ目の理由は、この暑さで水分補給をまめにせねばならず、フロントバッグにペットボトルを入れる機会が増えたことです。
人によっては自転車用のドリンクホルダーを付けている人もいますが、あれは折りたたんで電車に乗る際には干渉するか、カバーにひっかかるのです。
改札前で取り外しても、乗車の際に余計な荷物になってしまいます。
三つめは入れるものが増えたこと。
鍵、カバーをはじめ、電子辞書、書籍、筆記用具、スマホ、コンパクトカメラ、場合によってはパンクしたとき用の替えチューブや手押しポンプ、タイヤレバーなど。
書籍も、複数を並行して読んだり、参照しながら読んだりするため、1冊では収まらず、文庫本や新書が3冊とか、どうしても出先で読みたい本であればハードカバーの単行本を入れることもあります。
3つの理由について、いずれもディパックを背負えばパッキングとしては解決するのですが、暑い時期に自転車に乗る場合、できるだけ身軽にしておきたいのです。
また、フロントバックと違って背負う荷物は出し入れが面倒で、カメラなんか背中の鞄に入れておいたら、結局使わなかったなんてことになりかねません。
なお、家の鍵と財布だけは、身に着けるようにしています。
個人的な事情ですが、3つの理由のうちいちばん切実なのが書籍です。
最近はその分野でメジャーな本だけでなく、マイナーな本も読むようにしています。
すると、たいがいは文庫化や新書化されておらず、単行本しか読めないケースが多いのです。
また、単行本のまま絶版になってしまっているので、古本屋で見つけたりしたら、(値段にもよりますが)一期一会のような気がして購入することもあります。
実際に、値段で躊躇したために翌週行ったら売り切れていた、という経験を何度かしました。
それが、多少余裕のあるMiddleサイズのフロントバッグを愛用している、一番の理由かもしれません。
読むばかりでなく、感想を書かないといけませんね(笑)