今日はちょっといいことがありました。
(とはいえ、予約投稿しているので、少し前のことです)
内容はいえないのですが、長年胸につかえていたものが、スッと落ちるような出来事です。
色々事情があって尻込みする自分ですが、一歩一歩前進です。
さて、写真はさらに少し前になりますが、早朝に宣材撮影のためにお友だちに手伝ってもらってカラフルなブロンプトンを並べたときのもの。
この手の撮影はさすがにコンデジで撮るわけにもゆかないので、一眼レフをひっぱり出してきて撮影しました。
いちおう自己の著作だという証明を入れました。
うーん、商品企画カメラマン気取りです。
今日はそれを肴に駄話を書いてみました。
しかし出来上がった写真を見ると、「なんじゃこりゃ、ブロンプトンをピンにしてボーリングでもやったんかい」と誤解されそうです。
コスプレの趣味はありませんが、戦隊ヒーローごっこの小道具として使えそうでもあります。
しかし、その戦隊ってキャラが何人いるのかと考えていたら、ある販促アイデアが浮かびました。
ブロンプトンの色それぞれにキャラ付けして、「艦隊これくしょん」とか「ガールズ&パンツァー」みたいにして販促したら、売れるのではないでしょうか。
私はそちらの方には全く疎いのですが、あれは武骨なものと美少女を組み合わせたからウケたのであって、ブロンプトンにキャラを付加してもまんまだからダメだよと言われるかもしれません。
その前に、英国本国の方からストップがかかるかもしれませんね。
わたしはアニメに詳しくはないのですが、あるテレビアニメのオープニングにブロが出てきたことくらいは承知しています。
しかし、歴史上の人物ですらゲームの影響なのかどんどんアニメキャラ化されている時代です。
次の大河の主人公、「真田信繁(幸村)」なんて、容姿に限っていえば大坂夏の陣ではヨボヨボのさえない年寄り(当時48歳)だったはずなのに、講談の内容や演じた役者さんの影響なのか、現代のアニメキャラではどう見ても20代のやんちゃが入った若者です。
そういう演出で歴史に興味をもつというのは悪くないと思うのですが、いっぽうで史実を見る目を曇らせてはいけないとも思うのです。
ブロンプトンに乗っていただこうという事業を計画するにあたって、ただ貸すわけではないので、色々と準備して参りました。
そのなかに、その街の歴史や文化に触れてみるという趣旨があるのですが、このブログを書いてきて、そこが一番大変かつソフト上の肝になるかもと思います。
むかし仕事中にバスガイドさんの説明など聴き比べたとき、同じことを説明するのにもずいぶんと個性があるものだと感心しました。
それはたんに「物を知っている」とか、「言葉に堪能」ということ以上の何かだと感じました。
また話は変わるのですが、こうして並べるとまるでサクラさんのクーピーペンシルみたいですね。
あの商品は、“coup”という仏語にyつけてネーミングしたらしいですが、「打つこと」という意味で、英語に転じて「一撃」とか「大当たり」「大成功」の意味になります。
でも読み方は「クープ」じゃないのです。
フランス語はもちろん、英語も最後のpは発音しないので「クー」になります。
子どものころに発売されたこの商品が、いまも残っているということは、大ヒットだったのでしょう。
ある意味「クレパス」よりもメジャーかもしれません。
日本語カタカナの「クープ」に近い英語は“cope”という言葉があります。
私は最初にこの文字を見た時、“coping”という形でお目にかかったので、「コピーしている」のかと勘違いしてしまいました。
読み方は「クーピング」であって“copy”の現在分詞は“copying”ですよね。
あぁ、車にも「クーペ」ってありました。
あれは“coupe”で、やはりフランス語から来た言葉ということで、英語ってややこしいです。
なお“cope”という言葉、辞書をひけば分かるのですが、あまり良い意味ではないのです。
“How’s everything?”『どう、調子は?』
“I’m coping.”『何とか持ちこたえているよ』位の意味ですかね。
『ぼちぼちでんな』の“Not so bad”よりは結構辛そうなイメージです。
あ、クーピーペンシルには何の罪もありませんよ。
(英語はともかく)日本語の語感としてはバッチリだと思います。
かぶきあげさんの主催するBrompton in palaceに行っても思うのですが、ブロンプトンってまとまった数で集団になると、いっそう人目を惹きます。
この写真を撮影していたときも、お散歩の人たちが珍しそうに立ち止まって、話し掛けてゆきました。
1台でもそうなのですが、何台か集まるとなぜか幸せな感じがするのですよね。
たぶんモノとしてのデザインがまとまっていているから、カラフルになるとなお一層ということなのでしょう。
折りたたんだときの持ち運びやすさと、走行性能をぎりぎりまで釣り合わせるというのは、大変な努力だったと思います。
でもだからこそ、ブロンプトンってひと目見たら分かるアイデンティティをもったデザインなのでしょう。
自転車広告業という商売があるそうですが、それに使っても目立つかもしれません。
心情的には広告塔にはしたくないですけれども。