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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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姨捨の夜景にブロンプトンをつれて

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連休の後半に夜の姨捨に立ち寄りました。
以前、5月後半に行ったときには上から下までほぼ全ての田に水が入っていました。
しかし、今回は下部のみ水入れが済んでいて、棚田の上部は水が入っておらず、段々畑のような状態でした。
ということで、今回は姨捨の棚田から善光寺平の夜景夜景撮影に挑戦です。

イメージ 1

わたしは、水は高いところから低いところへ流れているから、棚田も上部から順に水を入れてゆくものだと思っていました。
ところが、水路からの水入れは尾根筋が先で、必ずしも上から順にというわけではないようでした。
水入れ自体は、水路との仕切りを取り去ることですぐにできるようになっていました。
イメージ 2
(5月下旬)
イメージ 8
(夜の水田と善光寺平の夜景)

水入れから田植えまでの期間について、幅はあるもののおよそ2週間程度といいます。
その間の水田はまさに鏡のような状態になります。
ただし、観察していると田植えの直前には苗床を水田に浮かせて慣れさせておくようです。
田植えが済んだ後でも稲がある程度生育するまでは夜の水田に月は映りますが、それでもせいぜいひと月半程度と思われます。
イメージ 3

 
なお、2018年に関して言えば、この撮影をした54日は月齢で18日、月の出は2229分です。
かなり遅くに行かねば月は高い位置にはありません。
そして月の相は寝待月(ねまちづき)とか臥待月(ふしまきづき)と呼ばれる半月よりは多少太っている状態です。
イメージ 4
(これはコンデジで撮影しました)
 
さらに棚田を手前に善光寺平の夜景を写真に収めようとすると、冠着(姨捨)山を背にしてほぼ南から北へカメラを向ける形になります。
しかし、この時期の月の出は東から東南方向、すなわち地図でいえば右手から右下方向になりますので、月に正対してカメラを構えると夜景を背にしなければならず、夜景と月をファインダーに一緒に収めることはできません。
イメージ 5
(月が出るのは戸倉上山田温泉の方角からです)

ですから、写真のように姨捨の夜景を撮影するのであれば空気の澄んでいる日を選べば問題ありませんが、水田に映る月を写そうと思うと、満月の529日プラスマイナス2日の間くらいになると思われます。
なお、月の出入りは下記の通りです。
イメージ 6

 
水田に映る月を撮影するのであれば、信州千曲観光局のホームページにある通り、姪石苑付近から月を狙うのがベストだと思います。
五月末とはいえ、月が済むほどの夜は寒いくらいですから防寒対策をお忘れなく。
くれぐれも、水田に立ち入って畔を壊すことなどないように。
また、三脚とバルブ撮影の道具は必携です。
(手元を照らすためのヘッドライトも)
これだけがんばっても、天候や風に影響されてしまうので運もかなりあると思います。
イメージ 7
(姪石苑)
イメージ 9


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