以前、根岸台のドルフィンにブロンプトンをつれて行ったときのことをブログに書きました(http://blogs.yahoo.co.jp/brobura/37598724.html)。
その途中に山元町という山手にありながら下町の古き良き風情を残している商店街がありました。
そこから根岸台へのぼるのに、蓑沢通りという路地を走りました。
(左;山元町の商店街 右;簑沢通り)
そのこと根岸台にお住いの方にお話したら、「あそこに美味しいお蕎麦屋さんがありますよ」と教えてもらったのが、今回ご紹介する山元町の山本さん(http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140106/14019183/)。
何度か通っているのに「あんなところにお店があったかしらん」というほどに目立ちません。
場所は蓑沢入口交差点(35.429317, 139.637907)から簑沢通りを70mほど入った山元小学校正門のお向かいです。
改めてお店の前にゆくと、道理で分からないわけです。
看板が出ていなければ普通の住宅のようですから。
もちろん車で行くなら近くのコインパーキングにとめてということになりますが、ブロンプトンならご心配に及びません。
畳んでテーブルの下に置くもよし、迷惑だと思ったら裏の路地に畳んで置くスペースがあります。
なによりも、ここは公共交通機関で来るなら桜木町や関内からバスに乗らねばなりません。
それに、観光客もここまでは来ませんしね。
お店の入口の下に「北海道産そば きたそらち農業協同組合」と看板が置かれています。
帰宅後に調べたら、蕎麦の生産量って北海道が第一位なのですね。
北空知ってことは、深川とか秩父別とか妹背牛(「もせうし」って読みます。難読地名のひとつです)あたりでしょうか。
よくソバ畑を見かけるので、長野かと思っていたのですが、北海道の生産量は長野の6倍以上です。
たしかに冷涼で乾燥している土地が栽培に向いているのですが、北海道では二期作ができないのにそれだけの量を生産するってことは、相当な作付面積なのでしょう。
それでも国内消費量の八割方は輸入によるものだそうです。
店内はそれほど広くなくて、15人も入れば満席になりそうです。
ご夫婦で切り盛りされているようで、夕方18時に行ったら私の次のお客さんで店じまいでした。
また、休日のお昼に友だちといったときには開店15分前に行ったにもかかわらず、並んでいて、私たちで満席という塩梅でした。
(とろろそば 1050円也)「お勧めは何ですか?」と聞くと「もり」とのお答えです。
よほどお蕎麦に自信があるのだろうなと思って食べたところ…。
正直言って長野県内にある名店とされる店よりも美味しかったです。
同行の友だちも、「ここの蕎麦は美味い」とうなっておりました。
Bromptonに乗っていなければ、そして自転車が取り持つ縁がなければ、横浜を何度お散歩していても、一生味わえなかったお蕎麦かも知れません。
今度横浜でお蕎麦が食べたいと言われたら、時間を見計らってここへ来れば間違いないと感じました。
(おろしそば これまた1050円也)