今回は三ツ池公園の桜をバックに、卒業ソングについて書きたいと思います。
写真は前回と同じ日に、出勤前にちょこっと走って撮ったものです。
こんな朝活も素敵です。
さて、あまた存在する卒業ソングをメドレーで聞いていると、(というかずっと聞こえているので)耳に残る曲とそうでない曲がはっきりしてきてしまうのです。
![イメージ 1]()
(以下は耳に残る曲)
・旅立ちの日に(小嶋登作詞・坂本浩美作曲 / 1991年)
これ、わりと新しい歌で自分の学生時代には存在しませんでした。
でも、それだけに作詞者の校長先生がかなり危ない調子で独唱する映像が残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=DpnxKwXMBqw
何でも最初は一回こっきりの自作ソング披露のつもりだったとか。
それがこれだけ広まるというのは、やっぱりメロディラインがしっかりしているからでしょう。
![イメージ 2]()
・BELIEVE(杉本竜一作詞・作曲 / 1998年)
これもかなり新しい歌です。
歌詞をよく読むとけっこう宗教的というか、こういう逆説的な表現、嫌いじゃないです。
誰だって調子のよい時、笑顔でいられるときは人間関係も順調でしょう。
しかし、くじけそうになった時、泣き出しそうになった時、変わらぬ友情を示してくれる人が、本当の友だちだと気付くことができます。
人生山もあれば谷もあり、しかしひとりではないことに気が付くだけで、ずいぶんと楽になるものです。
https://www.youtube.com/watch?v=CUFSxTF6k4Y
![イメージ 3]()
・花は咲く(岩井俊二作詞 菅野よう子作曲 / 2012年)
歌を聴いているときは気が付かなかったのですが、この曲は東日本大震災のチャリティ・ソングなんですね。
作詞はあの映画監督さんです。
彼によれば、亡くなった方の目線でつくったそうですから、歌詞の「わたし」は犠牲となっていってしまった人々なのでしょう。
いつも怒ってばかりいた教師は何の印象も残りませんが、いつも明るい調子で、こちらが苦しい時にも笑って励ましてくれた先生の顔や言葉はよく覚えています。
「残したもの」とはそういうことではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=wsA7BsxoAI8
![イメージ 4]()
・巣立ちの歌(村野四郎作詞・岩川三郎作曲 / 1965年)
私の時代の卒業式の定番ソングといえばこれです。
小学校の卒業式で「仰げば尊し」と一緒に歌った記憶がありますから。
どちらの曲にも出てくる「いざ」という掛け声は、いまや時代劇の中くらいでしょうか。
「いざ行かん」「いざ帰らん」など、文語調は「さあ行こう」「さあ帰ろう」という口語調よりも、意思がはっきりしているようで、私は好きです。
「いざさらば」といえば、逆に後ろ髪を引かれるような雰囲気が感じられますから。
https://www.youtube.com/watch?v=n7frERAXkng
![イメージ 7]()
・翼をください(山上路夫作詞・村井邦彦作曲 / 1971年)
赤い鳥のフォークソングですね。
これを卒業式で歌うのですか。
いや、卒業ソングのCDに入っているだけなのでしょうが。
歌詞からすると、病院のベッドに寝ているような、不自由で哀しみの境遇にいる人の気持ちに思えるのですが。
この後に「贈る言葉」とか「思い出がいっぱい」など、どんどん今様の曲が歌われるようになっていった気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=RYDFYuw-5pY
![イメージ 5]()
・大地讃頌(大木惇夫作詞・佐藤眞作曲 / 1962年)
正統派の合唱曲ですね。
カンタータの「土の歌」でしたっけ。
歌詞の「人の子」って聖書では全然違う意味になってしまうのですが、宗教曲でもないし、スルーします(笑)
佐藤眞さんの合唱曲には、組曲「蔵王」など、スケールの大きな曲が多いと思います。
でも、中学生以下が歌うにはちと難しい気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=121pCTmPSq4
![イメージ 6]()
・心の瞳(荒木とよひさ作詞 三木たかし作曲 / 1985年)
航空機事故で亡くなった坂本九の遺作として有名な曲です。
彼は結局一度もコンサートでこの曲を歌うことのないまま、逝ってしまいました。
この曲も「愛のすべて」「愛の深さ」「愛すること」などという言葉を、私は軽々に使ってほしくないのですが、心の瞳で見るということは、結局魂の言葉に耳を傾けることとイコールなのかなと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=iPBtCCNC9_Q
こうして聴いていると、やはり個性が明確ではっきりしている曲が、その他の曲に埋もれていない気がします。
※文章は3月中に書きました。
写真は前回と同じ日に、出勤前にちょこっと走って撮ったものです。
こんな朝活も素敵です。
さて、あまた存在する卒業ソングをメドレーで聞いていると、(というかずっと聞こえているので)耳に残る曲とそうでない曲がはっきりしてきてしまうのです。
(以下は耳に残る曲)
・旅立ちの日に(小嶋登作詞・坂本浩美作曲 / 1991年)
これ、わりと新しい歌で自分の学生時代には存在しませんでした。
でも、それだけに作詞者の校長先生がかなり危ない調子で独唱する映像が残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=DpnxKwXMBqw
何でも最初は一回こっきりの自作ソング披露のつもりだったとか。
それがこれだけ広まるというのは、やっぱりメロディラインがしっかりしているからでしょう。
・BELIEVE(杉本竜一作詞・作曲 / 1998年)
これもかなり新しい歌です。
歌詞をよく読むとけっこう宗教的というか、こういう逆説的な表現、嫌いじゃないです。
誰だって調子のよい時、笑顔でいられるときは人間関係も順調でしょう。
しかし、くじけそうになった時、泣き出しそうになった時、変わらぬ友情を示してくれる人が、本当の友だちだと気付くことができます。
人生山もあれば谷もあり、しかしひとりではないことに気が付くだけで、ずいぶんと楽になるものです。
https://www.youtube.com/watch?v=CUFSxTF6k4Y
・花は咲く(岩井俊二作詞 菅野よう子作曲 / 2012年)
歌を聴いているときは気が付かなかったのですが、この曲は東日本大震災のチャリティ・ソングなんですね。
作詞はあの映画監督さんです。
彼によれば、亡くなった方の目線でつくったそうですから、歌詞の「わたし」は犠牲となっていってしまった人々なのでしょう。
いつも怒ってばかりいた教師は何の印象も残りませんが、いつも明るい調子で、こちらが苦しい時にも笑って励ましてくれた先生の顔や言葉はよく覚えています。
「残したもの」とはそういうことではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=wsA7BsxoAI8
・巣立ちの歌(村野四郎作詞・岩川三郎作曲 / 1965年)
私の時代の卒業式の定番ソングといえばこれです。
小学校の卒業式で「仰げば尊し」と一緒に歌った記憶がありますから。
どちらの曲にも出てくる「いざ」という掛け声は、いまや時代劇の中くらいでしょうか。
「いざ行かん」「いざ帰らん」など、文語調は「さあ行こう」「さあ帰ろう」という口語調よりも、意思がはっきりしているようで、私は好きです。
「いざさらば」といえば、逆に後ろ髪を引かれるような雰囲気が感じられますから。
https://www.youtube.com/watch?v=n7frERAXkng
・翼をください(山上路夫作詞・村井邦彦作曲 / 1971年)
赤い鳥のフォークソングですね。
これを卒業式で歌うのですか。
いや、卒業ソングのCDに入っているだけなのでしょうが。
歌詞からすると、病院のベッドに寝ているような、不自由で哀しみの境遇にいる人の気持ちに思えるのですが。
この後に「贈る言葉」とか「思い出がいっぱい」など、どんどん今様の曲が歌われるようになっていった気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=RYDFYuw-5pY
・大地讃頌(大木惇夫作詞・佐藤眞作曲 / 1962年)
正統派の合唱曲ですね。
カンタータの「土の歌」でしたっけ。
歌詞の「人の子」って聖書では全然違う意味になってしまうのですが、宗教曲でもないし、スルーします(笑)
佐藤眞さんの合唱曲には、組曲「蔵王」など、スケールの大きな曲が多いと思います。
でも、中学生以下が歌うにはちと難しい気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=121pCTmPSq4
・心の瞳(荒木とよひさ作詞 三木たかし作曲 / 1985年)
航空機事故で亡くなった坂本九の遺作として有名な曲です。
彼は結局一度もコンサートでこの曲を歌うことのないまま、逝ってしまいました。
この曲も「愛のすべて」「愛の深さ」「愛すること」などという言葉を、私は軽々に使ってほしくないのですが、心の瞳で見るということは、結局魂の言葉に耳を傾けることとイコールなのかなと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=iPBtCCNC9_Q
こうして聴いていると、やはり個性が明確ではっきりしている曲が、その他の曲に埋もれていない気がします。
※文章は3月中に書きました。