いまレポートしている志賀高原(国道292号線)の記事は、何年か撮りためた写真を使用しています。
今回はその時のお話です。
何年か前の夏休み、ある日の午前10時に長野県の小布施にいました。
その日のうちに白馬八方尾根に行く予定でしたが、ちょっと時間に余裕があります。
時刻表を見ると、ブロンプトンで10分ほど走った高速道路上のバス停に、志賀高原の白根火山まで行く急行バスが来ることが分かりました。
(間違えても走らないようにしましょう)
バス停に行き、ブロンプトンをたたんで待つこと10分。
混雑していたらどうしようなんて心配したものの、やってきたハイデッカータイプのバスには一人しか乗車していません。
それをいいことに、小学生みたいに運転手さんのすぐ後ろの席に陣取り、前面展望を楽しませてもらいました。
このバスは、長野駅から出発して高速道路を走り、途中湯田中の駅にも寄らずに志賀高原へとのぼってゆきます。
結局相乗りの乗客は途中で下車し、私一人の貸し切りバスになってしまいました。
渋峠に着いたのは正午過ぎ。
山ではほかに食べることもないので、バス停前にある渋峠ヒュッテの食堂で食べてから走り出すことに決めました。
こちらは結構人や車がいたものの、食堂で食べてゆく人はごくわずかです。
食堂の中ではツキノワグマのはく製が小賀坂スキーを抱えてお出迎え。
(昔は関越の高崎から延々と下道を走ったものですが、いまや信州中野まで高速で来れるとは、便利な時代になりました)
自分の時代はOGASAKAといえば、国産ブランドのトップメーカーでした。
乗っていたなぁ、UNITY3。
(2番手はKAZAMAのGenesisだったか。)
確か長さは198㎝くらいだったような気がします。
クラックド・エッジっていって、一本エッジじゃなくて板が柔らかいものだから、レーサーには馬鹿にされていました。
その頃から、スキーの楽しみはタイムトライアルだけじゃないさなんて、今のブロンプトンと同じような心境で乗っていました。
(バスの閑散ぶりとは対照的に、駐車場はマイカーで満車なのでした)
食券を購入しプラスチック製の札をうけとり、呼ばれたら厨房カウンターに料理をとりに行くというのは、学食とかゲレ食と同じです。
メニューもカレーにラーメン、スパゲッティと冬場と同じだと思います。
こういう場合、保険の意味でカレーにします。
カレーだと、山のうえでも味に差が出にくいですし、これからブロンプトンに乗るのに腹もちもよいので。
(ゲレ食のカレーといえば、福神漬けです)
むくの木のテーブルや、ちょっと懐かしいデザインの椅子に腰かけてカレーを食べていたら、スキーブーツをはいたまま食事をして、暖炉周りでグローブを乾かす冬の日の情景がよみがえりました。
山と海どちらが好きかと問われれば、どちらも好きなのですが、船に乗らない、マリンスポーツに疎い私は、旅情を感じるのは圧倒的に山の方だと思うのでした。
(スキーブーツを履いたままリバティ・ベルのダウンを着た人がウロウロしていそう)
今回はその時のお話です。
何年か前の夏休み、ある日の午前10時に長野県の小布施にいました。
その日のうちに白馬八方尾根に行く予定でしたが、ちょっと時間に余裕があります。
時刻表を見ると、ブロンプトンで10分ほど走った高速道路上のバス停に、志賀高原の白根火山まで行く急行バスが来ることが分かりました。
バス停に行き、ブロンプトンをたたんで待つこと10分。
混雑していたらどうしようなんて心配したものの、やってきたハイデッカータイプのバスには一人しか乗車していません。
それをいいことに、小学生みたいに運転手さんのすぐ後ろの席に陣取り、前面展望を楽しませてもらいました。
このバスは、長野駅から出発して高速道路を走り、途中湯田中の駅にも寄らずに志賀高原へとのぼってゆきます。
結局相乗りの乗客は途中で下車し、私一人の貸し切りバスになってしまいました。
山ではほかに食べることもないので、バス停前にある渋峠ヒュッテの食堂で食べてから走り出すことに決めました。
こちらは結構人や車がいたものの、食堂で食べてゆく人はごくわずかです。
食堂の中ではツキノワグマのはく製が小賀坂スキーを抱えてお出迎え。
自分の時代はOGASAKAといえば、国産ブランドのトップメーカーでした。
乗っていたなぁ、UNITY3。
(2番手はKAZAMAのGenesisだったか。)
確か長さは198㎝くらいだったような気がします。
クラックド・エッジっていって、一本エッジじゃなくて板が柔らかいものだから、レーサーには馬鹿にされていました。
その頃から、スキーの楽しみはタイムトライアルだけじゃないさなんて、今のブロンプトンと同じような心境で乗っていました。
食券を購入しプラスチック製の札をうけとり、呼ばれたら厨房カウンターに料理をとりに行くというのは、学食とかゲレ食と同じです。
メニューもカレーにラーメン、スパゲッティと冬場と同じだと思います。
こういう場合、保険の意味でカレーにします。
カレーだと、山のうえでも味に差が出にくいですし、これからブロンプトンに乗るのに腹もちもよいので。
むくの木のテーブルや、ちょっと懐かしいデザインの椅子に腰かけてカレーを食べていたら、スキーブーツをはいたまま食事をして、暖炉周りでグローブを乾かす冬の日の情景がよみがえりました。
山と海どちらが好きかと問われれば、どちらも好きなのですが、船に乗らない、マリンスポーツに疎い私は、旅情を感じるのは圧倒的に山の方だと思うのでした。