先日横浜で、たまたま海面がおだやかだったので、そこに映る「逆さランドマークタワー」を撮ろうと運河を覗いた途端に、白いものがたくさん浮いているのが目に入りました。
そう、ミズクラゲの大群です。
私はクラゲ、好きではないです。
小さいころ、カツオノエボシとかアンドンクラゲに刺されて以来、トラウマになっているのです。
あれ、アシナガバチに連続で刺されるような痛さですよ。
まぁ、ここでプカプカやっているミズクラゲさんたちは、触手に触れても殆ど痛みがないことは知ってはいるのですが、それでも一緒に泳ぎたくはありません。
しかしクラゲって、8月後半に出てくるイメージなのですが、今年は条件が良いのでしょうか。
7月の上旬からこれです。
近年は水族館などでクラゲの飼育がされていて、あのゆったりとした動きに癒やされる人も多いそうですね。
そこでいったい何をしているのだろうとあるクラゲの遊泳に的を絞って動きを観察してみることにました。
どうも海面とそこから50センチ~1mくらい下との間を行ったり来たりを繰り返しているようです。
例の傘を伸縮させながら、ぽこんと水面に頭?を出したら、不器用に横向きから下向きになって、また傘を「むすんでひらいて」しながら下向きに潜ってゆきます。
よく見ていると、上向きに浮上するときにはわりとスムーズなのに、下向きに潜るときはときどき休憩するみたいに動きが止まります。
中学で水泳部に入りたてのころ、練習サボった罰としていきなり試合で短水路の100m個人メドレーに出されて、最初の25mバタフライで疲れてしまい、次の背泳ぎで手を抜いていたら、終了後に審判から「さっきバックで休んでいたでしょ」と笑われた自分を思い出しました。
ちなみに水泳の応援は、「セイッ」とか「ソリャ」とかをストロークにあわせて連呼します。
もっとも選手同様、クラゲに聞こえているかは甚だ疑問ですが。
クラゲが逆さになってボーツと休んでいるさまは、ちょっと可笑しくもあり、またあの不器用な泳ぎを眺めているだけで、気持ち涼しくなるのでした。