今回も場所あてのお話です。
まぁ、探偵か推理小説家にでもなった気分で謎解きをやっています。
最近はドラマとロケ場所がタイアップしているのか、ちゃんと取材協力に名を連ねていたり、実際にそのお店で撮影した模様を掲示したりと、ギブ&テイクの関係が成り立っているようです。
第6話に登場した熊猫飯店も、窓の向こうに媽祖廟が映っていたので、場所はすぐに特定できましたが、前を通ってみるとご覧の通りでした。
また、第7話から登場した主人公の実家について考察してみたのですが、あまり生活感の無い、こぎれいな古民家という印象を受けたので、撮影スタジオか、民宿の別棟か、貸別荘を疑っていました。
しかし、第7話までの時点では手がかりがありませんでした。
縁の下に薪が積んであるのをみて、寒いところだろうかと思い、山梨、群馬、栃木、茨城、埼玉あたりを想像していたのです。
ただ、私には主人公のお母さん役の富田靖子さんが出てきた時点で、彼女は「さびしんぼう」の橘百合子さんです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/brobura/folder/1250944.html?m=lc)
それでお姉さんの百合さんの中の人がやはりゆり子さんって、どんなつながりなんだろうって感じてしまいます。
ただ、私には主人公のお母さん役の富田靖子さんが出てきた時点で、彼女は「さびしんぼう」の橘百合子さんです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/brobura/folder/1250944.html?m=lc)
それでお姉さんの百合さんの中の人がやはりゆり子さんって、どんなつながりなんだろうって感じてしまいます。
しかし、第8話のエンドロールに名前が出てきたので判明しました。
場所は千葉県の富津市(作中では館山市内ということになっています)のコテージ型貸別荘でした。
やっぱり。
どうも玄関周りがさびしいのと、持ち込まれている家具の使用感がいまいちだと思っていたのです。
玄関わきにとめられているクロスバイクも、いつもとめているというよりは「置いた」感じでしたしね。
それにしても、ヒロインの出身が館山市という設定だったとは・・・。
それであんなにポジティブシンキングなのかしらん。
妄想もすごいけれど。
いや、自分の知っている限り、南房総の人って明るい人が多いのです。
さて、こうしてロケ場所が簡単に判明してしまうと面白くないので、今回は話の進行にはたいして関係のない、それでいて、「ここはどこだ?」と推理するのが難しくかつ楽しい場所を選んでみました。
それは、百合さんが酔いつぶれた主人公を黄色い小型SUVで迎えに来るシーンです。
これは、番組とタイアップしたCMにも登場し、スポンサーでもあり、横浜に本社のある自動車メーカーさんの車です。
まず、話の進行具合と位置関係から横浜市内、それも桜木町駅裏の野毛あたりでこういう流れになるのが筋書き通りのロケ地ということになるはずです。
事実、そそれに続く車の走行シーンでは、みなとみらいを走っています。
作中に、さりげなく若者の車離れを食い止めようとする意図が見えて、ちょっと興味が湧きました。
独身のままの百合さんが「でもね、あなたが思っているよりずっと遠くまでゆけるのよ」といいながら、『ゆり子さん、そこ、式場の前…』と内心でニヤリとしています。
ところが、男性4人で飲んでいた居酒屋のロケ場所は、東京神田の神保町です。
しかも、ガードレールに銀杏のマークが入っているので、ここは東京都内だとわかります。
つぎに後ろの駐車場の料金表を見てみましょう。
映像をいじっている可能性もありますが、横浜市内で一日の駐車料金が3,000円上限などというコインパーキングは、おそらくどこにもありません。
東京都内でも、山手線とその周辺部、それも相当な繁華街の近くか、千代田区、中央区、港区など地価の高い都区部しか考えられません。
と、ここまではだいぶ場所が絞れてきたのですが、この画面の中に落とし穴がありました。
それは後ろに映りこんでいる坂道の(にもみえる)ような商店街です。
全国的に有名な繁華街というまでには足りない、比較的こぢんまりとした商店街です。
ぱっと見て、神保町の周りだから神楽坂下とかお茶の水の駿河台下界隈を想像したのですが、駐車場の大きさや手前の道路幅からどこにもマッチする場所がありません。
都内で起伏のある場所で、なおかつ地価の高い場所だと、白金、恵比寿、青山、表参道、赤坂、四谷、代々木、新宿など、かなり絞れるのですが、それらをたんねんに探してもやはりありません。
そこで、これはひょっとして望遠レンズで撮っているから、この商店街は坂道ではないのかもしれないと推理してみました。
そう思うと、カット割りの直前に画面左手に橋のようなものが映り込んでいます。
また、よく見ると駐車場の看板にも地図のような表記があり、そこに川か運河のようなものが図示されています。
都区部の地価の高い場所でそのようなものがあるとすれば、内堀、外堀、日本橋川と、芝浦付近の運河くらいしか思い当たりません。
隅田川の下流域にも運河はありますが、あそこは一日に3,000円も徴収する駐車場はありませんし、お台場は他局の根拠地ですからちょっと考えにくいです。
ということで、この場所のロケ地は港区にある、リパーク芝浦三丁目第2駐車場の前で、カメラアングルは百代橋上から撮影されていたと判明しました(35.642274, 139.746351)。
おお、この謎が解けた感じが、推理小説やパズルによく似ています。
加えて、どんなタイムスケジュールで撮影されたのか知りませんが、役者さんよりもスタッフが大変だったろうなと想像してしまうのでした。
あ、番組の感想ですね。
人が人を大切に思う気持ちって、利害を越えたところに何かを見出さねば続かないのだなと思います。
それから、内向き、後ろ向きの人というのは、生まれたときからそうではなかったのだと思うのです。
子どものころから、周囲の人の目を気にするように仕向ける大人が周囲に居て、その人もまた、それが普通の生き方だと信じてきたのでしょう。
もっと悪いことには、こういうことがしつけや教育だと信じている人もいます。
そういう形で大過なく過ごせる時代もあったのかもしれません。
そういう形で大過なく過ごせる時代もあったのかもしれません。
けれど、ひとの目で自分を見るようになってしまったら、それこそ「自分はどう生きたいのか」が自分でわからなくなってしまいます。
それに、ケガをしない生き方といえば聞こえは良いものの、それで自分の人生に自分で責任をとってゆこうという態度になれるでしょうか。
それに、ケガをしない生き方といえば聞こえは良いものの、それで自分の人生に自分で責任をとってゆこうという態度になれるでしょうか。
そのような人を励ますには、こちらが自分の道を歩む傍らで、見守るというのもひとつの方法だと思うのです。