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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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湘南クッキーにブロンプトンをつれて

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藤沢宿から江の島への参詣道にその自動販売機を発見しました。
飲み物に混じってクッキーが・・・。
確かに茶菓子は欲しいものの、色といい中身といい奇異な感じがします。
ん?ご当地もの?
しかも「じゃこ瓦」とか「寄木細工」「潮」など、煎餅のようなネーミングの商品が混じっています。
アウトレット販売所ってここもそうなのでしょうか。
確かに江の島へゆく現代の観光客とは無縁の場所にあります(35.318877, 139.487077)。
表示をよく見ると、地図入りで案内されている本店は24時間営業だそうで、謎はますます深まるばかりです。
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そこで、中原街道の終着後にお客さまにも頼んで立ち寄ってもらいました。
場所は平塚駅にほど近い(といっても駅から歩いて行ける距離ではありません)国道129号線沿いにありました。
http://shohnan-an.com/
お店と駐車場をはさんで工場があります。
ときどき、台車を押して商品の補充がされているようです。
なるほど、たしかに直営の本店で、24時間営業です。
予想はしていましたが、「昔のドライブイン」のような店構えです。
でも色は自販機をそのまま大きくした感じだし、ロゴと一緒に描かれている微妙なキャラに戸惑います。
中に入ると、クッキーの販売機がずらーり横広にならんで、おお壮観だ。
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商品名をじっくりと観察してみましょう。
・箱根旧街道いしだたみ―香ばしいアーモンドとほろ苦いカラメル・うすいクッキーにのせて石だたみを表現。
うむ、旧街道マニアとしては、「椎の実」、「女転がし」、「猿滑」など、もっとマニアックなネーミングを使ってほしかったです。
・湘南銘菓なの花の丘―バターと卵のさっくりサブレ
二宮の吾妻山のことでしょうか。
でもこれを鳩の形にしたら・・・。
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他にも「湘南 潮風と太陽」(昔の族の名前みたいな)、「白い砂浜」(由比ガ浜?)、「あおさの磯」(海藻を練りこんでいるみたいです)と、実物を見ると既視感をおぼえる商品や、名前からして食べてみないことには判断がつきかねるような商品が並んでいます。
なお、いちばん安いものは3枚80円で売っています。
そこで、パッケージには「サクサク軽い食感・沢山の甘く香ばしい黒ごま」と説明しながら、箱売りには
「三浦産昆布使用・日本の畑で採れたみかんの皮入り」とある、見てくれも、名前も謎だらけの「大磯の洗出」を試食してみました。
パッケージを読む限りでは胡麻煎餅のベースをクッキーにしたのかと想像してみたものの、さらに昆布にみかんの皮って、どういう関係なのでしょう。
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口に入れるまでは半信半疑でした。
しかし率直に言って、クッキーとしてとてもおいしかったのです。
胡麻は香ばしく、甘さも程よく、紅茶か緑茶が欲しくなりました。
これだけ種類があるのだから、ちょっとずつ試すのが楽しそうです。
よく見ると祝日の夕方にもかかわらず、車で来て購入する方がひきもきらずの状態です。
ブロンプトンで平塚駅へ向かう途中、工場跡地に進出した、オープンしたてのショッピングモールの前を通りました。
この店とあの店、すぐそばなのに、近くて遠いとはまさにこのことです。
見てびっくり、食べて二度びっくりの湘南クッキー。
ブロンプトンで湘南を走った後のお土産にいかがですか。
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なお、鎌倉の笹目塔の辻にも湘南クッキーの販売機はあります。
笹目塔の辻って言って場所がすぐにわかる人は、相当の鎌倉通だと思います。
鎌倉彫の寸松堂さんある場所です。
(またなんとも半端な場所に・・・狙っているのでしょうか)



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