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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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TY07自由ヶ丘駅からTY08田園調布駅へ

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(すずかけ通りを渡ったらすぐに大井町線の踏切を渡ります)

自由が丘駅から田園調布駅へは、多摩川の河岸段丘裏(北向き斜面)をのぼる形になります。
川が大きければその作用も甚大で、侵食谷は広く段丘面も複雑になります。
よって小径車向きのゆるやかな道を選ぼうにも、電車の線路沿いにはなかなかよい道を見つけることができません。
また、のぼりと下りでは道を変更する必要に迫られたりもします。
 
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(緑道が九品仏川です。越えたらすぐ坂をのぼります)

前回、緑が丘小学校の脇を抜け、すずかけ通りとの交差点まできていましたので、そのまま交差して南へ進みます。
すぐに東急大井町線の線路を踏切で渡り、その先で緑道と交差します。
これが九品仏川の暗渠で、谷の底辺です。
緑道を上流方向へたどると九品仏浄真寺の墓地裏に通じます。
九品仏川は、上流部のさらに先に流れている矢沢川との関係が、「河川争奪による流路変更」であるという面白い説があるのですが、また地理の話になってしまうので、別の機会にしましょう。
 
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(突き当りを右折して、正面が奥沢神社になります)

九品仏川を渡ったら、すぐにのぼりになります。
最初の30mほどは少し急ですが、すぐに傾斜が殆どないのぼりとなります。
住宅街を抜けて320mさきの突き当りを右折し、120mほどゆくと信号があり、正面に構えるのが奥沢神社です。
創建は古くて室町時代までさかのぼるといわれています。
先ほど話題に出た九品仏が奥沢城だったころ、その主の吉良氏家臣がこの一帯の守護神として八幡神を勧進したのがはじまりということです。
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(奥沢神社)

この神社では毎年9月の第一日曜日に「大蛇お練り神事」なる祭礼が催されます。
これはかつてこの地に疫病が流行ったときに、名主の夢に八幡神があらわれて、「藁で作った大蛇をかついで村内を巡るように」とのお告げがあり、その通りにしたところ流行り病はやがておさまったという故事によるものだそうです。
鳥居に巻き付いている藁縄がそのお祭りの大蛇だそうです。
秋は紅葉が見事です。
 
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(奥沢駅前の踏切手前で右折します)

さて奥沢神社前を左折し、駅前の踏切を渡らずに右折して目黒線の線路沿いに進みましょう。
ほぼ直進して東横線の線路を渡り、八幡小学校の裏を左折します。
この辺りが東急東横線の最高地点になります。
電車が自由が丘を出て横浜方面に坂をのぼり切ったあたりが、東横線でいちばん高い場所だとは乗っていて意識したことはありませんでした。
ちなみに最低地点は地下深くもぐってしまった横浜駅だと思います。
突き当りで環状八号線に出ます。
角にあるのが「スーパー田園」です。
正確にいうと“DENEN”です。
ここは広尾にあるナショナルスーパーの支店で、外国人向けの食材がたくさん売っています。
サンクスギビングの頃なんて、七面鳥の丸焼きが山のようにワゴンに積まれています。
 
イメージ 5
(環状八号線玉川田園調布交差点)

環八に出たら右折するとすぐに玉川田園調布という交差点に出ますので、横断してください。
次回はかの有名な(笑)田園調布界隈をご紹介しましょう。

イメージ 7
(八幡小学校脇の付近が東急東横線の最高地点になります)

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