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名古屋市南区内にて

名古屋市南区内にある酒屋さん兼よろずやさんで見かけた古い看板です。
自販機に占拠されているように見えますが、ちゃんとお隣に店舗があります。
例によって左から順番に調べてみました。
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イメージ 1
 (各々の上にちゃんと蛍光灯がついています)

・サントリー赤玉ポートワイン
ポートワイン(Port Wine)とは英語でいえばポルトガルのポルト港から出荷されるワインのことなのですが、サントリーのそれは甘味料を合成した果実酒です。
ポルトガル政府から抗議を受けて、のちに「赤玉スィートワイン」と名前を変えました。
あるワインの本には、このお酒のおかげで日本のワイン文化が50年遅れたと書いてありました。
サントリーさんの肩を持てば、当時は日本人の趣向に合うようなブドウ種の栽培から始めていたのでは、商売にならなかったということだと思います。
葡萄酒って、自分にとっては聖餐で用いられるため、飲みはせずに毎週頭下げています。
 
・キリンジュース
ビールやレモンは良いとして、ジュースって?と思って調べたら、オレンジジュースのことでした。
かなり昔からあるようですが、当時はお米屋さんの配達するプラッシー(うわっ、懐かしい)やバヤリースに押されて、マイナーだったみたいです。
のちに「オレンジエード」と改名し、いまは「キリン オレンジ きりり」になっています。
 
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イメージ 2
(この日は朝一の新幹線で名古屋へきて、名駅から走り出しました)

・子乃日松
愛知県の知多半島にある1665年に創業した醸造会社、盛田株式会社の吟醸酒ブランドです。
みそやたれ、つゆ、みりんなども製造していて、会社名の「盛田」は創業時から続くブランドのようです。
実はソニーの創業者、盛田さんの実家だったりします。
 
・大関
ワンカップでおなじみの、灘の老舗酒造メーカーです。
「酒は大関こころいき」というキャッチコピーを知っている人は、だんだんと減っているのでしょうね。
加藤登紀子さんが歌っていたのですね。
小林亜星氏作詞作曲で凄く古風な歌詞です。
今の時代、心意気で酒を飲んでいるという状況は、すでにアルコール依存症の域に入っている気がします。
 
・菊乃世
かつて愛知県刈谷市に存在した菊乃世広瀬酒造が醸造していた清酒ブランドです。
下田でみた「力正宗」と同じ経緯(http://blogs.yahoo.co.jp/brobura/39718493.html)を辿って、いまはオノエングループの富久娘酒造にてつくられています。
 
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イメージ 3
・カゴメソース カゴメケチャップ
名古屋といえばソース文化なわけで、カゴメ株式会社は明治の頃から愛知県東海市でトマト栽培を手始めに、トマトソース、ケチャップ、ウスターソースの製造を手掛けてきた老舗食品メーカーです。
カゴメは籠の目からですが、「カゴメカゴメ」とは関係ないそうです。
わたし、あまりケチャップが好きではないのですが、ぜひ作ってほしい商品があります。
それは
  1. ピリ辛風味のケチャップソース。
    ケチャップは甘いという常識を覆す商品。
    トマトソースのパスタにタバスコをふると、おいしいじゃないですか。
  2. 修正液のペンタイプのような容器に入ったケチャップ。
    ケチャップって、ごく少量だけ出せる容器に入ったものが無いと思うのです。
     
・キッコーマン
なんと…。
「ソース醤油」って商品があったのでしょうか?
ソースでも醤油でもなく、ソース醤油…。
どっちなのか、はっきりしてくれと言いたくなりますが、この商品、調べてもわからなかったのです。
(キッコーマンは戦前の1936年にソースを発売しています。http://www.kikkoman.co.jp/products/product.html?shouhin_id=K450505
千葉県野田市の「もの知りしょうゆ館」に行けば、教えてもらえるかも。
「そこのソース醤油とって」って、考えただけで頭痛くなってきました。
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イメージ 4
(別の日に、野田市内にて)

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