神奈川宿付近の旧東海道である国道15号線、中央市場入口交差点から、まっすぐ港へ向かうと、高島貨物線をくぐるガードの脇にあるのが、宝町踏切です。
付近は市場に隣接しているため問屋が多いのですが、踏切のすぐ北側には東高島駅(貨物駅)があります。
先日、何気なくこの踏切を通り過ぎていたとき、脇の注意書きに目が行きました。
そこには、『警報機が鳴ってから入ると、「とりこ」になり、非常に危険です』と書かれていました。
国語として読むと、警報機が鳴っているにもかかわらず、踏切内に入ってしまうと、列車か何かにうっとり見とれて立ち止まってしまう鉄道ファンの映像を想像してしまいます。
「遮断機をくぐったらとりこになってしまった…」みたいに。
しかし、ここでいう「とりこ」とは、鉄道用語の遮断機に挟まれて踏切から出られなくなってしまった自動車のことなのだそうです。
そんな言葉も知らなかったし、踏切の遮断機って自動車で押しても折れないほどに丈夫なものだったのですね。
車で踏切を渡るときは注意したいと思います。
ちなみにこの踏切、貨物線で列車が通る際にはゆっくりと通過するため、なかなか開きません。
遠くから見て、警報機が鳴っているときは無精をせずにガード下をくぐるようにしています。