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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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念願かなってAndrew Ritchie氏の講演会に行ってきました

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想像した通り、とても穏やかで暖かな感じのする方でした。
質問の時間があったので、前から疑問に思っていた、「Bromptonを設計するとき、コンパクトにする目的は何だったのですか?」と伺ったところ、「家での収納を第一に考えた」とのお答えでした。
私は鉄道や地下鉄の利用を前提にしていたと思ったのですが、見事に外れました。
たしかに技術者として、屋外に放置されて錆びてゆく自転車をみるのは耐えられないし、大切に長く乗って欲しいことでしょう。
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 (ブロンプトンがあるから、どんな田舎へ行っても、帰りの足の心配をせずにすみます)

答えのなかで「男の子ならホイール(車輪)のついた乗り物が好き」という言葉があったので、ひょっとしたら車好きなのかなとも思いました。
しかし、飛行機嫌いの原因のお答えが、「技術者としての環境負荷の問題、事故の際の生存率」ということだったので、それならビークル好きはないかなとも想像しました。
リッチー氏の飛行機嫌いの原因は「与圧されたキャビン」なのかと思っていた私は、ここでも予測が外れました(笑)。
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 (ブロンプトンがあるから、どんな山奥へ行っても帰りのバスの心配をせずにすみます)  


日本で思い出深いところに京都と日光をあげられて、行ってみたいところは富士山と仰っていました。
ふふふ、日光はブロンプトンにぴったりの道がありますぜ。
富士山も、ブロンプトンで下るのも眺めるのも経験済ですから、お勧めの場所がいっぱいありますよ、などと内心ほくそ笑む浪馬なのでした。
彼がブロンプトンをつくる前に、環境をデザインするお仕事に就いていたことを知っていたので、個人的なお礼状の中に赤坂宿の大橋屋さんとブロンプトンのツーショットの写真を忍ばせておきました。
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最後に、うちのP6L-Xさんにサインしていただきました。
お礼と、この自転車が人生を変えた旨を拙い英語で申し述べたところ、“My pleasure”と握手してもらい、とても満たされた気持ちになりました。
英語の“My pleasure”って、いい言葉ですね。
「あなたの感謝が私の喜び」でしょう。
日本語でぴったりの訳語が見つかりませんが、「私の方こそ、ありがとうございました」に近いのではないでしょうか。
キリスト教の文化では、ひとはみな神から何らかの役割を与えられて生まれてくるわけで、リッチー氏は「ブロンプトンを発明して世界中の人を幸福にする」という天命を果たしているわけですよね。
講演の内容の折々にも、そういうお気持ちが入っている言葉がありました。
だから、「あなたの喜びがわたしの喜び」になるのですよね。
私もこれからの人生、そんな生き方を選択してゆきたいです。
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洗礼を受けた時の次に、思い出深い晩になりました。

このBromptonは家宝とさせていただきます。


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