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Channel: 旅はブロンプトンをつれて
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1,000記事目

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2012年の8月にはじめたブログも、気がついてみたら410ヶ月で投稿した記事数が1,000になりました。
これまでまきすけさんをはじめコメントをくださった方、読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
ブログをはじめたとき、とりあえず100まではやってみよう、そしてコツコツと書くことで記事数は数えないようにしようと思っていました。
小学生の頃から、作文は苦にならなかったので、ブロンプトンを使った旅について気付いたことを、メモ代わりに書き留めておこうと考えただけでした。
だから、まさか1,000もの文章を書くとは思いませんでした。
長い文章、難しい表現は忌避される時代です。
Twitterやインスタグラムみたいに写真と短文だけならもっと楽だったのでしょうが、私は文章で表現するというスタンスを大事にしたいと思ってきました。
イメージ 1
(積丹ブルー)

ブロンプトンに出会ってから、さまざまな人たちとの出会いがありました。
ずっと会っていなかった人とも再会することができました。
生きている人だけではなく、過去の有名無名の人たちともたくさん「たましい」で対話してきた気がします。
そしてやはり、ブロンプトンが無ければ一生出会うことのなかった人たちと土地なのだと改めて思います。
今では昔のコマーシャルみたいに「ブロンプトンをつれていかない旅なんて」とか「ブロンプトンの無い人生なんて」と感じています。
イメージ 2
(白馬三山)

旧東海道の旅はだいぶ進んだものの、まだ名古屋です。
でも、ブロンプトンで行きたいところはたくさんあります。
国内だったらまだまだ走っていない旧街道がたくさんあります。
峠も会津から越後へ抜ける国道352号線とか、四国八十八か所巡礼をブロンプトンでやるとか。
何よりも、京の三条大橋まで東海道をたどったあとをどうするかが決まっていません。
イメージ 3
(江の島遠景)
 
海外の旅も、行ってみたいところがたくさんありすぎます。
鉄道利用なら、シベリア鉄道や鉄のシルクロードを走る鈍行列車にブロンプトンをつれていってみたいです。
今はヒッポのアウグスティヌスの生涯を仰ぐことが多いので、彼が青春時代から壮年時代に過ごしたローマやミラノ、そして彼が生誕し、晩年に司教をしていたアルジェリアへも行きたいのです。
(ローマには総本山がありますしね)
キリスト教の巡礼道といえば、サンディアゴ・デ・コンポステーラが有名ですが、アジアハイウェイ5号線を通って小アジアまでゆき、エルサレムへ巡礼してみたいという希望もあります。
そして何よりも、ダジャレではなくロンドンのBrompton Oratoryに行かなくては!
イメージ 4
(京都)
 
夢は果てしなく…ってセルバンテスじゃありませんが、ブロンプトンは、自転車というより移動の手段として、旅の道具として、どのように使うのかが面白いのだと思います。
歩くと言っても、ひとは一生のうちそう長い距離を歩けるものではありません。
マイカーやバス、電車に飛行機と、文明の利器を使えば今は地球の裏側にだって気軽に行ける時代です。
そして日本の国内も、世界も、通信・情報機器の発達のせいなのか、想像以上に急速に平準化・均一化が進んでいる気がします。
イメージ 5
(しまなみ海道)
 
こんな時代では、このブログのお題を頂戴したスティーブンソンが旅したときのように、瑞々しい感性をもちながら行く先々で出会う異郷、異文化に暮らす人や風物を観察し、自己に問題意識を持ったり、内省したりすることは難しいのかもしれません。
(わたしも年をとりましたし)
でも時代と年齢への逆行で構わないから、これからも旅とブロンプトンと読書を生涯続けたいと思っています。
もしあなたがまだ諦めていないのであれば、自分の足で現地に行って、自分の目で見て、借り物ではない、自分の感性や考えを養ってください。
このブログがそんな旅のお手伝いをできたら、こんなに嬉しいことはありません。
イメージ 6

これからもできる限り「書くこと」を続けますので、本ブログをよろしくお願いいたします。

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