『長州ファイブ』という映画を見ていました。
(この映画でも場所あてをやってしまいました)
馬関攘夷(下関)戦争の報を受けて急きょ帰国することになった伊藤俊輔(伊藤博文)と、志道聞多(井上馨)を見送る、彼らの逗留先の夫妻(エーテル合成法を発見した化学者のウイリアムソン夫妻)の花向けの言葉が印象に残ったので、書き留めてみました。(58:58~)
Dictationは得意でないし、イギリス英語は聞き取りづらいため、奥さんの聞き書きは勘違いしているかもしれません。
こういう人の親切って、経験したことありますが心に深く沁み入ります。
こういう人の親切って、経験したことありますが心に深く沁み入ります。
(Mrs. Emma Williamson)
You've got to keep hold of you’ve got, andget hold of you haven't god.
Good luck.
(Dr. Alexander Williamson)
You asked me something before, you ask me“why people live?”
Let me answer right now.
It’s not important why people live.
What is important, is how people live.
(エマ・ウイリアムソン)
持っているものを活用して、持っていないものを手に入れるの。
がんばって
(アレキサンダー・ウィリアムソン)
かつて君たちは尋ねた、人はなぜ生きるのかと。
いまそれに答えよう。
なぜ生きるのかは重要ではない。
いかに生きるかが大切なのだ。
もう一か所、主人公の山尾庸三が造船所の所長から送られる花向けの言葉も心に残りました。(1:32:14~)
Thank you very much for everything.と挨拶する庸三に対し、所長は船体をつくる鋸と鉋を手渡し、こういいます。
This is for you.
Oh, it’s not just for you.
We do also for your country, Japan.
You’ve done well here, Mr. Yamao.
Remember, we engineers are the true revolutionist.
これを持って行きなさい。
これは君だけに渡すのではない。
君の国、日本への贈り物でもあるのだ。
山尾君、君はここではよく努力した。
帰国しても忘れないで欲しい、われわれ技術者こそが真の革命家であることを。
のちに庸三は工部省の設立にかかわり、工部卿にまでのぼりつめ、「日本工業の父」と呼ばれます。
日比谷から霞が関にかけてのグランド・デザインを行ったのも、山尾庸三です。