夕方に稲村ヶ崎まで自転車で出かけてみました。
夕日に映える江の島と富士山のシルエットを期待したのですが、夏ということもあって江の島はともかく、富士山までは見通せませんでした。
やはりここは夏よりも冬の方が良いようです。
帰りがけに丸七商店街の中にあるお肉屋さんで、コロッケを買って帰りました。
カレーをご馳走してもらうのに、トッピングをしたらどうかと考えたのです。
夕食はまだ明るいうちにいただきました。
しばらくお休みして、暗くなってから再度出発し、つい最近オープンしたばかりという材木座テラスへ行ってみます。
テラスで海陸風に吹かれながらジンジャエールを飲みました。
むかしスペインなんぞへゆくと、こうして夜に大勢の人たちが夕食後いつまでもおしゃべりをしていましたっけ。
あの頃、「日本人には旅先で夜を楽しむ(変な意味じゃなくて)という習慣が無い」と感じていました。
(同宿の方が飲んでいたビール)
小津安二郎監督の映画「東京物語」には、尾道から上京した老夫婦が、子どもたちから疎まれて、熱海の旅館に一泊旅行に出るシーンがあります。
子どもたちから紹介された温泉旅館に泊まるものの、お隣がマージャン部屋で夫婦は満足に眠れません。
結局お母さんが翌朝海辺で倒れてしまうのですが、子どもたちは「温泉にでも浸かってゆっくりしているに違いない」と思い込んでいるのです。
また自分が大学生のころも、グループでスキーなんぞに行くと、ここが飲み部屋で、ここが就寝部屋なんて分けていました。
合宿となれば、帰る場所がないから打ち上げの際にはアルコールに弱かろうが、アレルギーだろうが飲まざるを得なかったですもんね。
昔は旅に出て夜に宿泊施設から出かけても、外のお店はみな閉まっていて、どこにも行くところなどなかったのです。
開いているのは正体不明のスナックとかバーでした。
仕事の時はそんなお店へホテルの人に連れて行ってもらい、地元の話をママさんから教えてもらいました。
それはそれで貴重な情報源でした。
しかし、旅好きからすれば、こんな遠くまで来て夜は夕食後にちょと散歩してさっさと寝てしまい、明朝食前に宿泊施設の周囲をお散歩するのが流儀だったりするから、相容れないわけです。
それがいつの間にやら少子化で学生数が減り、職場旅行の習慣も廃れてしまいました。
材木座テラスのカフェにたたんだブロンプトンを曳いて入ってゆきます。
スタッフさんから「素敵な自転車ですね」と褒められて、「ええ、でも自転車だから、ソフトドリンクしか飲めないんです」と答えても、嫌な顔一つせず対応してもらえます。
いい時代になったものです。
そのあと、ちょっと海岸に出てから披露山にある大崎公園に走って行ってみました。
夜に来たのは、オートバイで学生時代に来て以来です。
お隣の披露山公園は夜は閉鎖されてしまうし、大崎公園は街灯がほとんどありません。
漆黒の闇の中を肝試しよろしくのぼってゆくと、逗子マリーナを見下ろす崖の上から江の島の夜景を遠望しました。
でも独りだったら男でもやめておいた方が無難です。
途中誰もいないはずの公園に、人の気配がしたそうですから。
(私はそういうの全然感じませんが、仮に生きている人間なら超恐怖ですわ)
どうも手元にちゃんとした照明がないと、ブロンプトン×夜景の写真は難しいようです。
三脚を使って撮影しても、闇に自転車が沈んでしまいます。
かといって、カメラ側の感度を上げると、画質がザラザラになってしまいます。
ブロンプトンのライトを証明にできないかと挑戦してみたのですが、光量が足りません。
もしやるなら、照明を持ってこないといけないでしょう。
夜景撮影は街灯やその他照明設備の多い横浜の方に軍配があがるようですね。
翌日は朝食前に江の島まで江ノ電で行き、走って戻りつつ朝食をいただきました。
昔の団体旅行みたいに、大部屋で迎え酒飲みながら上司の相手をしなくても済むわけで、超健康的な朝です。
そのあと荷物を整理して、午前中早々には横浜の事務所へ向けて京急線で帰り、お昼を横浜でいただいてから解散しました。
たまには近所にブロンプトンをつれて宿泊してみるもの、遠方からの旅行者の気分にもなれてよい経験でした。(おわり)
(今回の情景写真は、一眼レフでプロの方に撮ってもらいました)
夕日に映える江の島と富士山のシルエットを期待したのですが、夏ということもあって江の島はともかく、富士山までは見通せませんでした。
やはりここは夏よりも冬の方が良いようです。
帰りがけに丸七商店街の中にあるお肉屋さんで、コロッケを買って帰りました。
カレーをご馳走してもらうのに、トッピングをしたらどうかと考えたのです。
夕食はまだ明るいうちにいただきました。
しばらくお休みして、暗くなってから再度出発し、つい最近オープンしたばかりという材木座テラスへ行ってみます。
テラスで海陸風に吹かれながらジンジャエールを飲みました。
むかしスペインなんぞへゆくと、こうして夜に大勢の人たちが夕食後いつまでもおしゃべりをしていましたっけ。
あの頃、「日本人には旅先で夜を楽しむ(変な意味じゃなくて)という習慣が無い」と感じていました。
(同宿の方が飲んでいたビール)
小津安二郎監督の映画「東京物語」には、尾道から上京した老夫婦が、子どもたちから疎まれて、熱海の旅館に一泊旅行に出るシーンがあります。
子どもたちから紹介された温泉旅館に泊まるものの、お隣がマージャン部屋で夫婦は満足に眠れません。
結局お母さんが翌朝海辺で倒れてしまうのですが、子どもたちは「温泉にでも浸かってゆっくりしているに違いない」と思い込んでいるのです。
また自分が大学生のころも、グループでスキーなんぞに行くと、ここが飲み部屋で、ここが就寝部屋なんて分けていました。
合宿となれば、帰る場所がないから打ち上げの際にはアルコールに弱かろうが、アレルギーだろうが飲まざるを得なかったですもんね。
昔は旅に出て夜に宿泊施設から出かけても、外のお店はみな閉まっていて、どこにも行くところなどなかったのです。
開いているのは正体不明のスナックとかバーでした。
仕事の時はそんなお店へホテルの人に連れて行ってもらい、地元の話をママさんから教えてもらいました。
それはそれで貴重な情報源でした。
しかし、旅好きからすれば、こんな遠くまで来て夜は夕食後にちょと散歩してさっさと寝てしまい、明朝食前に宿泊施設の周囲をお散歩するのが流儀だったりするから、相容れないわけです。
それがいつの間にやら少子化で学生数が減り、職場旅行の習慣も廃れてしまいました。
材木座テラスのカフェにたたんだブロンプトンを曳いて入ってゆきます。
スタッフさんから「素敵な自転車ですね」と褒められて、「ええ、でも自転車だから、ソフトドリンクしか飲めないんです」と答えても、嫌な顔一つせず対応してもらえます。
いい時代になったものです。
そのあと、ちょっと海岸に出てから披露山にある大崎公園に走って行ってみました。
夜に来たのは、オートバイで学生時代に来て以来です。
お隣の披露山公園は夜は閉鎖されてしまうし、大崎公園は街灯がほとんどありません。
漆黒の闇の中を肝試しよろしくのぼってゆくと、逗子マリーナを見下ろす崖の上から江の島の夜景を遠望しました。
でも独りだったら男でもやめておいた方が無難です。
途中誰もいないはずの公園に、人の気配がしたそうですから。
(私はそういうの全然感じませんが、仮に生きている人間なら超恐怖ですわ)
どうも手元にちゃんとした照明がないと、ブロンプトン×夜景の写真は難しいようです。
三脚を使って撮影しても、闇に自転車が沈んでしまいます。
かといって、カメラ側の感度を上げると、画質がザラザラになってしまいます。
ブロンプトンのライトを証明にできないかと挑戦してみたのですが、光量が足りません。
もしやるなら、照明を持ってこないといけないでしょう。
夜景撮影は街灯やその他照明設備の多い横浜の方に軍配があがるようですね。
翌日は朝食前に江の島まで江ノ電で行き、走って戻りつつ朝食をいただきました。
昔の団体旅行みたいに、大部屋で迎え酒飲みながら上司の相手をしなくても済むわけで、超健康的な朝です。
そのあと荷物を整理して、午前中早々には横浜の事務所へ向けて京急線で帰り、お昼を横浜でいただいてから解散しました。
たまには近所にブロンプトンをつれて宿泊してみるもの、遠方からの旅行者の気分にもなれてよい経験でした。(おわり)
(今回の情景写真は、一眼レフでプロの方に撮ってもらいました)